Happy New Year !
今年もよろしくお願いします。
それでは早速2014年のベストテンを。新作、旧作ともにスクリーンで見たものに限定。
まずは新作映画ベスト。先達に敬意を表し、生年順。
よいお年を!
大晦日なので一年を振り返る。映画批評家としては、今年は清水宏論とルビッチ論を書いた他は何もしていない気がする(笑)。前者は「中央評論」で既に発表されているが、後者が掲載される予定の「シネ砦」はいつ刊行されるのだろうか……。気長に待ちたい。ラジオ関西のシネマキネマさんにはとてもお世話になって、何と都合三回もラジオ出演してしまった(タチ、ムレ、ウルマーについて)。首都圏ではないタイプのとても映画愛に満ちたマニアックな番組なので、関西以外の映画好きも聴くことを強く勧める(radikoのプレミアム会員登録すれば聴ける)。私事では夏に父が亡くなった。子供の頃によく歌舞伎町に映画を見に連れて行ってもらった。父は写真を撮るのが趣味で、中学生の頃にお古の一眼レフをもらって撮影の手ほどきを受けたものだった。今こうして私が映画について書いているのもたぶんそのおかげだろう。決して映画狂ではなかったが、よく東京12チャンネルの昼の洋画を見ていた姿が思い出される。ちょっとしんみりしてしまったが、皆さんよいお年を。
オーディトリウム渋谷閉館について思ったこと
映画史入門
昨年に引き続き、東海大学文芸創作科(湘南校舎)で「映画史入門」を講義します。毎回、テーマに関連する映画を一本見て、それから講義をします。
概要は昨年と同様なので、以下をご覧下さい。
※なお今年は教室が2W-101(2号館西側1階1番教室)に変更になったのでご注意下さい。
http://hj3s-kzu.hatenablog.com/entry/2013/04/10/000000
Happy New Year !
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
それでは早速2013年のベストテンを。新作、旧作ともにスクリーンで見たものに限定。
まずは新作映画ベスト。先達に敬意を表し、生年順。
『パッション』(ブライアン・デ・パルマ)
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(ジム・ジャームッシュ)
『グランド・マスター』(ウォン・カーウァイ)
『3人のアンヌ』(ホン・サンス)
『ホーリー・モーターズ』(レオス・カラックス)
『ウルヴァリン: SAMURAI』(ジェームズ・マンゴールド)
『熱波』(ミゲル・ゴメス)
次に旧作映画ベスト。製作年度順。
『毒流』(ロイス・ウェバー、1916)
『二人のブルディ』(レフ・クレショフ、1929)
『不思議なヴィクトル氏』(ジャン・グレミヨン、1938)
『檜舞台』(豊田四郎、1946)
『大佛さまと子供たち』(清水宏、1952)
『ベルトルッチの分身』(ベルナルド・ベルトルッチ、1968)
『侵入』(ウーゴ・サンチャゴ、1969)
『あやつり糸の世界』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、1973)
『キョート・マイ・マザーズ・プレイス』(大島渚、1991)
『YOUNG YAKUZA』(ジャン=ピエール・リモザン、2007)
そしてコントレ賞こと新人監督賞は『愛を語るときに、語らないこと』(モーリー・スルヤ)に決定!
よいお年を!
この一年を振り返ってみる。大学での講義は二年目に入り、現代映画論の他に映画史入門が加わり、さらにゼミを担当するようになった。批評家としての仕事は春にリュック・ムレについて二度目の講演をした他は、つい先日、清水宏論を書き上げたくらいか(来春「シネ砦」に掲載予定)。プライベートでは結婚し新居を構えたが、まさか自分がそうなるとは数年前までは考えもしなかった。人生何が起こるかわからないものだ。世の中はどんどん厭な方向へ向かっているが負けずに頑張って行きたい。