God Bless America?

hj3s-kzu2005-11-01

a)『ランド・オブ・プレンティ』(ヴィム・ヴェンダース)★★★★
b)『石川五右ヱ門の法事』(齋藤寅二郎)★★★
c)『突貫驛長』(齋藤寅二郎)★★
d)『花と嵐とギャング』(石井輝男)★★
e)『恋と太陽とギャング』(石井輝男)★★★
f)『その男、事情あり』*1(チョン・ジェウン)★★★
a)ヴェンダース完全復活!この15年間に彼が撮った作品の中では最高傑作。もちろん1970年代の傑作群に比べて美学的に後退していると考える向きもあるだろうし、事実その通りなのだが、この際そんなことはどうでもよろしい。このような作品が今現在「アメリカ映画」として撮られているという事実の方が重要である。冒頭のロスの路上生活者を捉えた車窓からの移動ショットを見た瞬間に、ヴェンダースの心意気に打たれ、ラストまで何だか知らないがずっと涙を流しながら見てしまった。

*1:オムニバス『もし、あなたなら〜6つの視線』の一編