a)『一谷嫩軍記』(マキノ正博)★★
b)『歌麿』(住田暎介)★★
c)『菅原伝授手習鑑』(マキノ正博)★★★
d)『ライフ・アクアティック』(ウェス・アンダーソン)★★★


フィルムセンター客席の老人率いつにも増して高し。たぶんマキノの珍品を見に来たというよりは、歌舞伎ファンが大半を占めていたと思われる。歌舞伎には詳しくないので、『一谷嫩軍記』はセリフが聞き取れず、何度もウトウトしてしまった(徹夜明けだったし)。マキノが撮った二本の記録映画がともに「身代わり狂言」を主題としている点は興味深い。