a)『タッチ』(犬童一心)★


B学校に機材を借りに行くとid:gashowくんがいた。聞けばDOGDAYS師匠のゼミでT大のHくんとFさんを呼んでいるという。ならばと後で呑みに参加することを約してその場を去り、SCRさんと『タッチ』を見に行く。男ふたりで。最近一部で話題の「サイコ2割問題」の話をしながら。
映画は、いきなりワンカット目から酷く、撮影、編集、演技、全てが悪い(要するに演出がダメ)。基本は視線劇のはずなのだが、キャメラワークと編集がテキトーなので、全くそうなっておらず、惨澹たる有り様(ひょっとしたら演出家にその自覚がなかったのかも)。主役たちに全く魅力が感じられないのも問題(ただ敵役は悪くなかった。あ、あと安藤希もね)。長澤まさみは黙っていればまずまずなのだが(特に中盤でキャッチャーをする場面)、台詞を喋ると全く駄目(SCRさんによれば他の映画ではもう少しましとのこと)。あとこの映画のロング・ショットは全部駄目だった。こういう題材は80年代の澤井信一郎相米慎二が得意としたはずで、「ああ、澤井だったら…」とか「相米だったら…」(特に雨の場面)などとほぼカットごとに嘆息しながら見た。でもこんな映画でもヒットしたりするんだろうな(アホらし)。帰りにこの映画の悪口で盛り上がりながら、再び二人で京橋まで戻ったのだが、DOGDAYS御一行様はすでにおらず、gashowくんにもKくんにも電話が繋がらないので、はなまるうどんで飯を喰って帰る。帰宅後、Kくんからお詫びの電話あり。
岡田さんの日記CARO DIARIOでインリン・オブ・ジョイトイのブログがあることを知る。インリン嬢の言葉に感銘を受けつつ、岡田さんの守備範囲の広さにも感銘を受ける。