11月のオススメ

hj3s-kzu2005-10-27

特集上映


10/29〜11/11
追悼 石井輝男監督特集@新文芸坐
http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html#1029
☆正直それほど好きな映画作家ではないのですが、見るに越したことはないでしょう。まあこの作家に関しては詳しい方がいろいろいらっしゃるので、門外漢は口を噤みます。なお『徳川いれずみ師 責め地獄』『徳川女系図』『徳川女刑罰史』『黄線地帯』『ポルノ時代劇 忘八武士道』『直撃地獄拳 大逆転』はニュープリント。


11/1〜11/18
生誕百年特集 映画監督 斎藤寅二郎と野村浩将@フィルムセンター
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2005-11/kaisetsu.html
☆怒濤の生誕百年特集の第四弾。とはいえ二人まとめて二週間ちょっとというのは、中川信夫のしわよせか。この二人に関してはあんまり見てないんですけど、『石川五右ヱ門の法事』はメチャメチャ面白かった!なので斎藤寅二郎の戦前の作品はなるべく見ようと思います。


11/5〜11/19
ドイツ映画史縦断@アテネフランセ文化センター
http://www.athenee.net/culturalcenter/schedule/2005_11/deutchen.html
☆今月のイチオシ(その1)。戦前のものは全部見た方がいい。戦後のオススメはあの美しい(とあえて言おう)『不安と魂』(ファスビンダー)と『ベルリン・シャーミッソー広場』(トーメ)。あまり仕事をさぼってもいられないので戦後に関しては未見の『昨日からの別れ』(クルーゲ)に行こうと思っとります。ちなみに『アイカ・カタパ』(シュレーター)と『アル中女の肖像』(オティンガー)はともにファスビンダーが戦後ドイツの「最も美しい映画」の一本に選んでいましたね。


11/14,18,19
タイの新星アピチャートポン・ウィーラセータクン@アテネ・フランセ文化センター、国際交流基金フォーラム
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/movie/kantoku10.html
☆何といっても『ブリスフリー・ユアーズ』が圧倒的!『トロピカル・マラディ』もいいが、他の二本から見始めるとこの映画作家を嫌いになる可能性があるので注意。


11/19〜11/23
第14回中世の里なみおか映画祭@スタジオ・デネガ
http://www.hirogeki.co.jp/nff/index.html
☆一度は行ってみたいとかねてから思っておりましたが、とうとう行けず終いになってしまいました。今年はフィルメックスとばっちり被っているのですね…残念です(でもこちらも素晴らしいラインナップだと思います)。アラノヴィッチやワイズマンの未公開作品が東京で見れたのもあなた方のおかげです。このことは忘れないでおこうと思います。


11/19〜11/27
第6回東京フィルメックス@有楽町朝日ホール、シネカノン有楽町、フィルムセンター
http://www.filmex.net/index.htm
☆今月のイチオシ(その2)。中川信夫特集(の未見作品)とスイス特集は全部見ておきたい。あとはホウ・シャオシェン、リティー・パニュ*1、フレッド・ケレメン、アミール・ナデリ、モフセン・マフマルバフ、アモス・ギタイ、アボルファズル・ジャリリの新作を見ようと思っとります。

*1:雑誌「前夜」最新号に掲載されているインタビューはかなり面白いです。