ほぼ一ヶ月近くもかかって延々書いていたシナリオがようやくできたのが、撮影日の前々日。今回、十分の短編を書くのに第七稿くらいまで書き直したのだが、最後に書いたものがそれまでとは全く異なったものになってしまい、おかげで準備が全くできなかった。自主短編のシナリオにこんなに労力を費やしたのは、自分としては異例のことで、おかげで拙作についてよく指摘されるシナリオのテキトーさというのは払拭されたはず。これだけ何度も書き直していると、最後の方には自分でも面白いのか面白くないのか判断のつきかねる領域に突入していくのだが、とりあえず畏敬するKさんとNさん(それまでの稿を全て駄目出しされた)に、まあいいんじゃないの、というコメントをいただいたので、現時点ではこれが自分の限界と覚悟を決める。毎度、書くたびに、ホント、自分にはホン書く才能がない、と絶望させられることしきり。
で、スタッフミーティングの前にKさんの衣装合わせが一瞬で終わったので、彼女に台詞を直してもらう。ホント、この人はホン書く才能に満ち溢れていて、その場ですらすら書き直してくれる。感謝感激。
でスタッフと軽く打ち合せを済ませた後、車椅子等をレンタカーのところに運び、池袋に移動。ハンズで必要な小物を揃える。