撮影日誌 その1

本日クランクイン。朝九時半より王子のソドム邸の玄関先を勝手に使って撮影。2カットほど撮る。逆光のKさんの横顔が美しかった。京橋に移動して、昔B学校の最初の実習で使ったことのある公園で撮りはじめるが、これが高速の上に位置しているので騒音の激しさに台詞が負けてしまい閉口する(そういえばあの実習は無声だったんだよね)。押しに押してようやく9カット撮り終える。そのせいでCくんの出番がなくなってしまった。ごめんなさい。B学校裏の路地に移動して、今日の山場である発砲シーンを2カット撮るつもりだったのだが、複雑なカット(見かけはシンプルだが)だったので、1カット撮りこぼしてしまい翌日に回すことに。Iさんの女殺し屋っぷりはカッコよかった。本日の予定はここまでだったのだが、翌日、さらに大変な撮影を控えているので、Kさんだけ残ってもらい、さらに2シーン撮ることに。リハ中、Kさんが『黒い罪』のエンペドクレスのような格好でいきなり階段に横たわって芝居を始めるので、素晴らしいアイデアだと思い採用。本人は冗談のつもりだったとのこと(コラ)。次にKさんがIさんの写真(Kさんに撮影してもらった)を燃やす場面をすぐそばの小さな公園で撮る。かなりいきおいよく燃えるのでKさんに燃え移りそうでちょっと焦った(よい子は真似しないようにね)。彼女のアップもジーン・セバーグみたいでよかった。終わってから野郎ばかりで村さ来