a)『光陰的故事・指望』(エドワード・ヤン)◎
b)『恐怖分子』(エドワード・ヤン)◎
c)『高麗葬』(キム・ギヨン)○
『光陰的故事』はオムニバス作品で、他の作品は水準以下だったが、ヤンだけ明らかに異質で、冒頭の少女のバストショットからただならぬ気配を感じる。『恐怖分子』は数年ぶりなので物語の細部をかなり忘れていたが、見直してみて驚いたのは、以前ここで批判した某若手作家の撮った作品があまりにこの作品からパクっていたこと。確かに似ているとは思っていたのだが、ここまでとは…正直呆れた。『高麗葬』は途中の二巻分が失われているが、あらすじを読む限り、そこが一番面白いシーンだろっていう。