あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
それでは早速2007年のベストテンを。まずは新作映画ベスト。先達に敬意を表し、生年順。
『夜顔』(マノエル・ド・オリヴェイラ)
『結婚演出家』(マルコ・ベロッキオ)
『デジャヴ』(トニー・スコット)
『電姫戯院』(ホウ・シャオシェン)*1
『街のあかり』(アキ・カウリスマキ)
『コロッサル・ユース』(ペドロ・コスタ)
『最後の木こりたち』(ユー・グァンイー)
『グラインドハウス』(ロバート・ロドリゲス/クエンティン・タランティーノ)
『郷村档案』(リ・イーファン)
『妄想少女オタク系』(堀禎一)
次に旧作映画ベスト。製作年度順。スクリーンで見たものに限定。なお真のベストワンは『女の一生』(スタンバーグ)の断片(4分)だが、『虚栄は地獄』(内田吐夢)、『インディアンと子供』(グリフィス)、『女王蜂の神秘』(樋口源一郎)、ジャン・パンルヴェの諸短編とともに対象外とした(どれも素晴しい)。
『白黒姉妹』(エルンスト・ルビッチ、1920)
『子供の四季』(清水宏、1939)
『アラブの盗賊』(ジャック・ベッケル、1954)
『非機械的』(リッテイク・ゴトク、1958)
『黙示録の四騎士』(ヴィンセント・ミネリ、1961)
『モデル・ショップ』(ジャック・ドゥミ、1969)
『BIRD★SHT』(ロバート・アルトマン、1970)
『愛欲の罠』(大和屋竺、1973)
『白人女に手を出すな!』(マルコ・フェレーリ、1974)
『海辺の一日』(エドワード・ヤン、1983)
DVDでは、『FORD AT FOX』とリュック・ムレとシャンタル・アケルマンのボックス・セットが快挙(フォードのはもったいなくてまだ開封していない)。
さて御承知のように今年はマキノ生誕百年であるとともに、オリヴェイラ生誕百年でもある。後者にはぜひ長生きしてとんでもない映画を撮り続けてもらいたいものだ。*2