家業だから

a) 『忠臣蔵 天の巻・地の巻』(マキノ正博/池田富保)◎
b) 『江戸っ子繁昌記』(マキノ雅弘)◎
忠臣蔵』は討入りの際の吉良邸内部での細かい描写が素晴らしく、アクション映画としても優れている。『江戸っ子繁昌記』は、マキノが根岸東一郎と共同監督した『芝浜の革財布』(1936)のリメイクかと思いきや、それに「番町皿屋敷」と「魚屋宗五郎」がミックスされていた(三つとも歌舞伎狂言)。
鈴木則文監督のトークショーを楽しんだ後(「家業だから」という名言はマキノの本質を突いていたと思う)、普段なら立ち読みで済ませるが、どうやら充実の内容らしい「早稲田文学」と「nobody」の最新号を探しにまずブックファーストを当たると前者は品切れ、後者は取り扱いなし(おいおい)。仕方なく青山ブックセンター本店までいくと「nobody」はゲットできたのだが、ワセブンは品切れ。やはり川上未映子(×篠山紀信)効果か。で、ユーロに戻る途中、どうせないだろうと思いつつ念のためパルコ地下のLIBROを覗くと何故か平積みされていたのでゲット。たぶんあそこの客層とは読者層が違うのだろうな。ちょうどそのタイミングで、Yくんから、古井由吉主催の朗読会に川上未映子がゲストにきていて、今それを聞いている、とのメールあり。いいなーと思いつつ、ユーロ制作室へ戻る。笹田監督の『座って!座って!』が今年のショートショートフィルムフェスティバルで上映されることになったので(おめでとー)、上映素材の書き出しをしようと思ったのだが、機材に不備があり明日に回すことに。しばらくkdiくんと四方山話。
21時になったので、「桃まつり」を再見するために下に降りる(吉田監督から「どんだけ『きつね』好きなんすか!」とナイスな突っ込みあり)。今日は三遊亭竜楽師匠による落語が上映前にあり(詳しくは桃ブログを参照のこと)とっても得した気分(石川美帆さんの司会もナイスでした☆)。で、やはり本日も朝までコース。中途半端な時間で店を追い出されたので、マックで始発までだらだらと過ごす。
ちなみに今日の桃の観客数は130人だってさ!(すげーな)

早稲田文学1

早稲田文学1


nobody 27

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