a)『昼下りの情事 変身』(田中登)○
大連から一時帰国中のヨ氏を囲む呑み。Yくんと渋谷のガストで先に二時間ほど時間をつぶしていたため、さすがに話題がなくなる。呑み屋が土曜で二時間制だったためにまだ21時前に追い出され、さらにセガフレードへ。早起きの上にかなり呑み、しかも喉が痛いらしいYくんがだんだんと無口になったので、もっぱらヨ氏と二人で話す。コンピューターのプログラミングにおいてもペドロ・コスタのいうような意味での「職人仕事」があるのかとか、テレビにはフレーム外がない(そのためテレビは一見、世界に対して開かれた窓のように振る舞いつつ、実は私たちの目を、画面に釘づけにし、フレーム外にある現実からそらしている)とか、そういう話。
あと才色兼備でかつ映画の趣味がよい女性と結婚したいと言ったら、突然、口を開いたYくんに、そんな女性はいないと一蹴される。*1

*1:お心当たりのある方はご一報を。自薦他薦を問わず。