12月のオススメ

hj3s-kzu2008-12-01

寒くなりましたね。映画に行く時は風邪を引かないようにあったかい格好をして出かけましょう。

〜12/8
マキノ雅弘 生誕百年記念上映会@新文芸坐
http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html#d1123
京都映画祭に行かれなかった人はぜひ通いましょう。ラインナップがかなり被っているので。


〜12/20
山下耕作ノ世界@ラピュタ阿佐ケ谷
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/yamashita/
『夜明けの旗 松本治一郎伝』とか『泣いて笑って涙して ポコァポコ/わかりあえる季節』とか『わかりあえる季節』など東映チャンネルでも放送されないような珍しい作品も上映される。


12/2〜12/27
生誕百年 映画監督 亀井文夫@フィルムセンター
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2008-12/kaisetsu.html
全部見ませう。遺作の『トリ・ムシ・サカナの子守歌』とか何か凄い世界にイッちゃってます。


12/6〜12/27
脚本家 荒井晴彦@川崎市市民ミュージアム
http://www.kawasaki-museum.jp/display/cinema/
トークゲストがやたらと豪華ですな。


12/9〜12/13
ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2008@アテネ・フランセ文化センター
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/s_h/s_h.html
後半戦突入!ついに新作登場!傑作!字幕つき!ズル込みして喧嘩とかしちゃだめだよ。まあ三回上映されるからないとは思うが。


12/13〜12/29
桜映画社特集 桜映画はしなやかである
http://www.mmjp.or.jp/pole2/sakuraeigasha-sp.html
『女王蜂の神秘』(樋口源一郎)なんか、ほとんど『次郎長三国志』(マキノ雅弘)なみの感動と興奮が味わえる。いやマジで。

a)『おくりびと』(滝田洋二郎)×
b)『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(ジョージ・A・ロメロ)◎
映画の日なので、まず六本木ヒルズの『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』のレイトショーをネット購入してから、日本映画ベスト&ワーストも選ばなきゃいけないので、『七夜待』(河瀬直美)でも見に行くかと思い、新宿武蔵野館まで行くが、窓口のおねーちゃんに「先週で終了しました」と言われる。そんな冷たい言い方しなくても…と思いつつ、しかたがないので、割と評判がいいらしい『おくりびと』を歌舞伎町のジョイシネマで。そういえばこの小屋で最後に見たのって『EM エンバーミング』(青山真治)だわと思い、この屍体つながりに驚く。確かに泣けるところは何ヶ所かあるし、思わず泣いてしまって後で悔しい思いをしたのだが、明らかにサービス過剰(クライマックスが三つも四つもある)だし、演出に品がない(それは冒頭、故人の遺族が口論する場面に明らか)。泣ける映画が必ずしも優れた映画ではないという見本。ただし山崎努を始め、老人たちの芝居は悪くない。山崎努の起用は『お葬式』(これも屍体)に出ていたからか、と思ったが考えすぎか。
で、六本木に移動。これも屍体がいっぱい出てくる映画だわー、そういえば。個人的には今年のアメリカ映画ベストワン(『スウィーニー・トッド』(バートン)もいいけどね。あ、これも屍体か)。これを見て改めて思ったのは、やっぱロメロは「ホラー映画の巨匠」なんかじゃなくって、「(社会派)アクション映画の巨匠」だってこと。もうアクションの切れが冴えまくり(デ・パルマに欠けているのはこれ)。というわけで今日は死屍累々。