よいお年を!

一年を振り返ってみる。年初にアテネフランセで初講演があったので、今年も出だしから忙しかった。映画批評家としての活動が冬眠状態だった去年に比べると、今年はこの他にペドロ・コスタと黄牛田電影のパンフに書いたり、「テルポ」に映画日記を載せたりして、怠け者の私としてはなかなかの生産量だったのではなかろうか(あと次の「映芸」のベスト・ワースト原稿も書いた)。桃娘たちに協力して、一部のシネフィルの信用を失ったが、まあ個人的には楽しかったのでよしとする。そのおまけとして全く対照的な二つの映画祭に参加できたのも、社会見学としては面白かった。また彼女たちに同行した二度の関西旅行も実に楽しかった(二度目については「テルポ」を参照のこと)。おかげで今年も様々な素敵な人たちと出会えた。映画作家としては、自作の再評価をめぐって、年末近くにちょっとゴタゴタしたが、まあそれには触れないでおく。*1来年はより多くの方に自作を見てもらうべく現在計画中。それでは皆さんよいお年を!

*1:ただ「侠」という看板の意味をよく考えてもらいたい人はいるが。