というわけで昨日は「桃まつり」の弐のkiss!に行ってきたわけなのだが、会場は超満員で、二百人近く入っていたんではなかろうか。早めに整理券もらいにいってよかった……。で再見した三作品は試写で見た時よりも遥かに良くって(やはり映画は映画館で見ると作品の魅力が二、三割アップすると思う。逆に言うとテレビモニターでの観賞はその力を二、三割削いでしまうということでもあるのだが)、特に『月夜のバニー』は前回見た時に感じたいくつかの違和感も再見してみると、そうでしかありえない必然性としてそこにあって深く感動した。ヒロインの母親役の女優(実は監督のお母さん)の芝居だが、要するにこれはペドロ・コスタのある種の作品における存在感のある素人俳優の演技のようなものだろう。終盤のまさにタイトルに暗示されているようなショットを見た時には涙してしまった。素晴らしい映画だと思う。『あとのまつり』に関してはすでにいろいろところにいろいろ書いたので略させてもらうが、やはりこれも見ている間中、鳥肌立ちまくりの凄い映画だった。ヌーヴェル・ヴァーグ50周年を祝うのに相応しい作品ではなかろうか。
上映後のベリーダンスショー、トークショーもなかなか面白かったのだが、これについては桃ブログをご参照あれ。
上映後、打ち上げ。二次会で法大生たち(『DVU』買ってね)、および佐藤くん(シャーリー前売り買ってね)らと前回に引き続きカラオケでシャウトするが、今回はカラオケボックスではなく、居酒屋の一室でのカラオケ大会で、しかも歌が始まると沖島さんがなぜか桃娘たちと社交ダンス(?)をし出すので、なんか場末のフィリピンパブ状態になっていた。
その後、新宿で降り、法大生たちと朝マックすることになり、どこもいっぱいなので、新宿西口を徘徊しているとスバルビル前で声をかけられたので振り返ると科学映画特捜隊の加藤隊員こと加藤キャメラマンであった。ああ、やっぱりプロの方ってスバルビル前に集合するんだーと内心ちょっと感動。それから無事ファーストキッチンに席を見つけることができ、十時まで雑談して帰宅。夜まで爆睡。
あ、弐のkiss!は3/22(日)までなのでお見逃しなきよう。
見逃して悔やんでも(以下略)