関西訪問記 最終回

さて仮眠から目覚め、帰り支度をするうち、せっかくなので昼に新幹線で帰るのは止め、夜行バスで帰ろうと思い、そういえば昨晩花見に誘われたので、七里さんに電話をかけ、参加の意志を伝える。で、梅田で七里さんと待ち合わせをして、地下街の串焼き屋で朝から一杯ひっかけてから、阪急電車に揺られ、高槻市へ。ほろ酔い気分と疲労とで心地よい眠りに誘われる。駅に着くと、西尾さんたちの他に西山真来さんと京都造形大のMくんが。そこから歩いて河原まで。うららかな日和のため、沢山の人出。西尾さんの友人の方々の輪に混ぜてもらい、缶ビール片手に花見を楽しむ。Mくんと映画談義をし、彼から去年、造形大で催された森崎東の特集上映会のなかなか充実したパンフレットをいただく。七里さんが唐津くんに会いに京都まで行くというので、西山さん、Mくんと同行。再び、オッサンふたりは道中爆睡。
京都駅に着き、とりあえずコインロッカーに荷物を預けに行く。戻ると西山さんは家が遠いので先に帰ったとのこと。唐津くんに電話をするとKさんの結婚式の撮影でまだ大阪にいて、これからそちらに向かうと言う。高速を使っても一時間以上かかるので、それまでの暇つぶしとして、京都駅見学。ここはなかなか面白い建築で、去年来た時も一人で歩き回った。七里さんとMくんを案内して、一番てっぺんの広場まで昇り、京都の夜景を見てから、連絡通路で反対側に渡り、下まで降りる。昇る前に駅前のソフトバンクの充電器にセットしておいたケータイを回収してから、とりあえず安い呑み屋を探そうということになり、ブラブラしていたら、七条烏丸の交差点あたりにいい感じのお好み焼き屋を発見。呑みながら、七里さんの衣笠貞之助論を拝聴する。いい感じで酔っぱらってきた辺りで、結婚式帰りで黒づくめの唐津くん、桝井くん、松野くん登場。さらに賑やかになる。東京で花見中の小出豊くんから電話がかかってきたので七里さんにパス。さらにある陰謀のために中山くんに電話。別件で東京のMくんからある依頼のメールが来たので、電話をかけ、適任者だと思われる唐津くんにパス。不思議と電話の多い一日だ。さらに宮川さんを電話で呼び出し、呑みに参加してもらう。夜行バスの時間が近づいたのでお開きに。結局、七里さんとは昨日から今日にかけて、通算三十時間以上行動を共にしたのではなかろうか。宮川さんに見送っていただき、バスに乗り、東京へ。疲労のせいか、今度は爆睡できた。帰宅後、仮眠してから仕事場へ。さすがに死にそうになる。