関西訪問記Part2 その2

ベッドに横になりながら、MacBookで知人の作品をDVDで見ていたら、いつの間にか爆睡していた。眼鏡がどこかに消えてしまい、しばらく横山やすし状態になるが、布団の中に発見。携帯で時間をチェックするとまだ午前九時半。法政のUくんから着信があったので、何事かと思い電話をかけると、今朝、映写テストをしていたら映写機がぶっ壊れたという。あははは。仕方ないので代わりに上映すべき作品を提案し、しかもあらすじがあった方が良いだろうということで、時間が迫っていることもあり、英語のあらすじが載っているサイトから私が口頭で翻訳し、電話の向こうで待機しているUさん(Uくんとは別人)にそれをタイピングしてもらって、メールで送られてきたその訳文をチェックするという大技を思いつき、それを実行。二本分で所要時間二時間弱。何とか上映時間までに間に合った。やれやれ。この方法だとスタッフが用意した訳文を添削するより遥かに時間の節約になることがわかったので、次回からはそうしよっと。
そうこうするうちにトークショーの時間が迫ってきたので、ホテルの自販機で買ったカップ麺を食べ、シャワーを浴びてさっぱりしてから(ここ二日ばかり入浴できなかった)、プラネットへ。太陽の塔に行くと瀬田さんと上映会の打ち合わせをしていた海老根さんに再会。三階の事務所に上がって、トークの打ち合わせをする。
何とか無事、トークを乗り切り、外に出ると、宮川さんとケンシロウさんがいたのでお茶に行く。二人とも次の上映を見るというので一旦別れ、桃娘たちと合流。私の出番の深夜三時のトークまではまだ八時間もあるので呑みに行きてーと思うが、桃娘たちは次の回もトークがあるので、プラネット脇の駐車場の隅っこで円陣になり、コンビニで買って来たビールを紙コップで呑むことに。花火したーいと誰かが言う。確かに。しかし通行人が見たらまるでヤンキーだな。でも青春ぽくて楽しい。

桃娘たちがトークに行ったので、宮川さんと呑兵衛に軽く呑みに行く。呑んでいるとトシさまがヌーヴォの景山さんがやってくる。よく会うわ。
それからプラネットに戻り、柴田剛さんの新作『堀川中立売』組の方々と「中崎町ビアガーデン」で呑む。涼しくて気持ちいい。後から後から人が集まってくる。『おそいひと』にも出演されている直蔵さんの面白すぎる話に聞き入っているうちにあっという間にトークショーの時間になる。
アルコールOK!と三丸さんからお許しが出たのでビール片手に赤ら顔で桃娘たちとトーク。しゃべりながら客席に目を遣ると眼鏡をかけた『へばの』のヒロインの西山真来さんの姿を認め、「あ、西山さんだ!」と内心叫ぶ。あえてヒール役を引き受け、一人一人にやんわりと遠回しに(実は意地悪な)質問をしていると、桃の山崎さんから思わぬ切り返しをされ、一瞬ひるむ。
ようやくお役目御免となったので、三階の事務所に戻り、朝まで楽しく呑み。朝方、疲れていたし、酔っぱらっていたので、トシさまとバトルをしてしまったような気もするが、まあご勘弁を。
プラネットから出た後、ビル前の歩道で二時間ほど立ち話。前回、大阪ディープ地帯見学の案内をして下さった野口さん(『堀川中立売』のメインキャスト)の熱いトークを聞く。で八時にもなったしそろそろ解散しようということでお開き。柴田さんと野口さんはこれからゆらゆら帝国が参加する野外ライブの撮影に行くとか。あんたらタフだわ。
ホテルに戻り、チェックアウトまで一時間半ほど仮眠。