a)『怪談片目の男』(小林恒夫)○
b)『透明人間』(小田基義)○
寝不足のため、『怪談片目の男』の途中でうつらうつらしてしまい、目が覚めたら西村晃が二人いて、登場人物がほとんど画面から姿を消していたので、オレが寝ていた間に一体何が起こったんだ!?と驚き、その謎を解明すべくもう一回見た。『透明人間』は円谷英二の撮影が実に端正で素晴らしく(特にナイトクラブのシーンとか)、この人は特撮だけじゃなくキャメラマンとしても一流だったのだなあと感心。
そのままヴェーラからアップリンクに足をのばし、傑力珍怪さんへ。今日のゲスト作品は『孤独の円盤』(にいやなおゆき/井手豊/上野つぐみ)、『八分道場』(比木暁)、『新西遊記』(間野ハヤト)の短編三本。『孤独の円盤』は見るの数回目。『八分道場』は座布団をひっくり返すところがツボ。電車の中のダンスシーンも良いのだが、その後の転調は急すぎると思った。『新西遊記』は、『地獄に堕ちたシェイクスピア』を見た時にも思ったのだが、この女優を撮りたいという作者の真っ直ぐな欲望がとても強く感じられ、作りは荒っぽいが、そういうところは自主映画のあり方としてはとても健全なような気がした。個人的には『シェイクスピア』より好きかな。
帰りは結局、朝までコース&朝マック。久々に松村くんとじっくり話した。