a)『昆虫大戦争』(二本松嘉瑞)△
b)『アマゾン無宿 世紀の大魔王』(小沢茂弘)△
『昆虫大戦争』は初見かと思ったら再見だった。確か昔、高橋洋のセレクションでホラー映画の特集をテアトル新宿でやった時に見たような気がする。「ジェノサーイド」という台詞はツボだったし、物語的にはとっても濃いネタをガンガン詰め込んできて、中盤は冒頭のボンクラな演出ぶりを忘れさせてくれるに足るものはあったが、残念ながらラストがトホホなので結局、ボンクラ映画に終わってしまったように思われる。
『アマゾン無宿 世紀の大魔王』は中南米風の装束の千恵蔵という珍妙なものが見られるが、ブラジルから来たという設定なのに、ポルトガル語ではなくスペイン語を口にしていたような気がする。大らかというかテキトーというか。最後の『めまい』(ヒッチコック)みたいなチャペルのらせん階段を使った銃撃戦はちょっとよかった。
そのままヴェーラから傑力珍怪さんの特別イベントへ。最後に上映された『AURORA』(間野ハヤト)が全部持っていってしまったような気が。帰りに終電まで呑む。