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映画好きのかわいい女の子は神代好き

a)『ヘンリー四世』(マルコ・ベロッキオ)◎
b)『かもめ』(マルコ・ベロッキオ)◎
『ヘンリー四世』はシェイクスピアじゃなくてピランデルロの方。『かもめ』はチェーホフ。『かもめ』のラストショットの不気味さと音楽に戦慄する。ホラー映画か。赤坂さんの講演の後、打ち上げ。私より年上の方々が帰ってしまった後、法政と慶応の若者たちと一緒に朝までコース。

ところで前々から不思議に思っていたことなのだが、映画好きのかわいい女の子に好きな映画作家を尋ねると、神代辰巳を挙げる場合が多い(ただし、「神代好き→かわいい」ではなく、「かわいい→神代好き」なので注意。また神代の映画を一本も見たことがないような女性は、ここでは映画好きとは認めない)。嘘だと思ったら、周りの映画好きな女の子に質問してみるとよい。びっくりするくらい高い確率で「映画好きのかわいい女の子は神代好き」というテーゼが当てはまるので。では田中登でも曽根中生でも小沼勝でも藤田敏八でもなく(これらの映画作家が好きな女性はロマンポルノ全体が好きなケースが多い)、なぜ神代一人勝ちなのだろうかという理由について個人的に仮説を立ててみたのだが(その内容はいずれ神代辰巳論を書く機会があるまでお預けにしておく)、ちょうど飲み会の紅一点で神代好きのKさんがいたので、インタビューして仮説を検証してみたところ、やはり自説の正しさが証明された。ちなみに神代好きの女の子に好きな作品を挙げてもらうと、脚本に荒井晴彦が参加する以前の初期作品が挙がる確率が高いと思うのだが、これは神代の映画的特質を考える上で重要なポイントだと思う。