Happy New Year !


あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
それでは早速2010年のベストテンを。スクリーンで見たものに限定。
まずは新作映画ベスト。先達に敬意を表し、生年順。
『ブロンド少女は過激に美しく』(マノエル・ド・オリヴェイラ
ゴダール・ソシアリスム』(ジャン=リュック・ゴダール
コルネイユブレヒト』(ジャン=マリー・ストローブ
『エッセンシャル・キリング』(イエジー・スコリモフスキ
『テトロ』(フランシス・フォード・コッポラ
『愛の勝利を』(マルコ・ベロッキオ
サバイバル・オブ・ザ・デッド』(ジョージ・A・ロメロ
アウトレイジ』(北野武
『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』(ジョニー・トー
『何も変えてはならない』(ペドロ・コスタ
次点『ナイト&デイ』(ジェームズ・マンゴールド
クリント・イーストウッドを初めてベストから外した。ワン・ビンは論外。アッバス・キアロスタミは見逃した。

次に旧作映画ベスト。製作年度順。
『渇仰の舞姫』(D・W・グリフィス、1920)
『大雷雨』(ラオール・ウォルシュ、1941)
『バシュフル盆地のブロンド美人』(プレストン・スタージェス、1949)
『銀輪』(松本俊夫、1955)
『春の劇』(マノエル・ド・オリヴェイラ、1963)
忍びの卍』(鈴木則文、1968)
『幕末』(伊藤大輔、1970)
『伝道者ヴァン・ゴッホ 画家は何故画家になるのか』『故郷喪失者ヴァン・ゴッホ 画家は色とかたちに舞う』『自虐の人ヴァン・ゴッホ 画家は耳を失う』『ヴァン・ゴッホの自殺 画家はついに故郷に帰れず』(吉田喜重、1974)
『忠烈図』(キン・フー、1975)
『トラス・オス・モンテス』(アントニオ・レイス、マルガリーダ・コルデイロ、1976)

なお新人監督賞は『美しい術』(大江崇允)に決定!
また『何食わぬ顔』(濱口竜介)、『港の話』(瀬田なつき)が心に残った。個人的にはそれぞれの最新作より偏愛している。