2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

丸の内サディスティック再び

a)『さらば、わが友 実録大物死刑囚たち』(中島貞夫) b)『東京=ソウル=バンコック 実録麻薬地帯』(中島貞夫) c)『猫とカナリア』(パウル・レニ) d)『知の解放 知の冒険 知の祝祭』(吉田喜重)

丸の内サディスティック

a)『男の勝負』(中島貞夫) b)『あゝ同期の桜』(中島貞夫) c)『笑う男』(パウル・レニ) d)『簪』(清水宏)

中島貞夫を見逃す

誰に頼まれたわけでもないのに、朝五時くらいまでかかって昨日のトークショーのレポを書き上げ、それから寝たので、当然、今朝は昼過ぎに目が覚め、夕方から仕事があるので、行こうと思っていた『狂った野獣』『893愚連隊』(中島貞夫)の二本立てを見逃して…

トークショー二本立て

a)『鉄砲玉の美学』(中島貞夫) b)『四月』(オタール・イオセリアーニ) a) 上映前に中島貞夫監督と山根貞男氏によるトークショーがあり、さらに脚本家の野上龍雄氏がそれに加わった。中島監督は東京大学の美学出身で、東映に入った当時、彼が撮りたいと思…

にがい勝利

a)『ヴァリエテ』(E.A.デュポン)シカゴのとある映画祭でつい最近、『にがい勝利』(ニコラス・レイ)が上映されたそうだ。しかもこの修復版は従来より二十分も長い英国ヴァージョンだという。日本でいつか上映されることを願う。あるいはどこかでDVD化され…

7月のオススメ

今日は東京日仏学院に「2004年 短編映画の夕べ」を見に行った。 予想していたことだが本当に酷かった。日本で見たフランスの短編映画でこれまで面白いと思ったものは一本もない。単に面白いものが入って来ないだけなのか。しかし数年前に松村浩行と行ったエ…

ヘルマン最高

a)『願いの指輪』(モーリス・トゥールヌール) b)『ドーグラスの月の世界』(ジョン・エマーソン) c)『China 9, Liberty 37』(モンテ・ヘルマン)

国際化について

ようやく今日、『国際シンポジウム 小津安二郎 生誕100年「OZU 2003 」の記録』(朝日選書)を手に入れることができた。開いてみてびっくり、シンポジウムの記録だけでなく、新たにオリヴェイラによる「今日の映画を再考する」というテクストが収録され、そ…

男装、あるいはリボンの騎士

a)『シルヴェストレ』(ジョアン・セーザル・モンテイロ)

いつか見れる?

a)『いつか会える』(ブノワ・ジャコー) b)『ワーク・ハード、プレイ・ハード』(ジャン=マルク・ムトゥ) c)『ワイルド・サイド』(セバスチャン・リフシッツ) a)朝の五時まで起きていたので、当然、寝坊してしまい、桜木町からタクシーを飛ばし(でも歩…

demonlover

a)『demonlover』(オリヴィエ・アサイヤス) a)『イルマ・ヴェップ』と合せ鏡になっているような作品。前作でのマギー・チャンの彷徨は今作でのコニー・ニールセンのそれである。両者とも黒のぴったりしたボディースーツに身を固め、ホテルの窓を開けて戸外…

視線と権力

a)『夢のシネマ、東京の夢』(吉田喜重) b)『カンヌ映画祭の歴史』(ジル・ジャコブ)

和解せず、あるいは暴力の支配するところでは暴力のみがものをいう

以下を「輸入盤」で購入。Aさんご馳走様でした。

追いつ追われつ

a)『ジゴマ』(ヴィクトラン・ジャッセ) b)『ファントマ 第2篇 ジューヴ対ファントマ』(ルイ・フイヤード)

名前のない森

a)『名前のない森』(青山真治) a) この映画についてはid:hj3s-kzu:20040112をあわせて参照のこと。近年の青山作品においては何故かスリッパないしサンダルを素足につっかけた美しい女性が殺されてしまう。この作品の大塚寧々や『ユリイカ』の椎名英姫がそ…

Bitch!

a)『牝犬』(ジャン・ルノワール)

花咲く乙女たちのかげに

a)『細道』(ジョアン・セーザル・モンテイロ) b)『母』『2人の兵士たち』『3人のローマ人の愛』(ジョアン・セーザル・モンテイロ) c)『アガタ』(マルグリット・デュラス) d)『東から』(シャンタル・アッケルマン) a) モンテイロのこの長篇第一作は…

アリ・ハーン

a)『平原の待ち伏せ』(バッド・ベティカー) b)『天と地の間の人々』(セミョーン・アラノヴィッチ) 最新号の『早稲田文学』が出ていたので新宿のABCで立ち読みをする。この間の蓮實・渡部対談の採録が載っていたのだが、id:Godardのレポの方が簡潔で面白…

見ザル聴カザル

a)『ヒア&ゼア・こことよそ』(ジャン=リュック・ゴダール&アンヌ=マリー・ミエヴィル) b)『うまくいってる?』(ジャン=リュック・ゴダール&アンヌ=マリー・ミエヴィル) a) この映画の単純明瞭さを決して「難解さ」と取り違えてはならない。見るこ…

桜の代紋

a)『桜の代紋』(三隅研次) a)以前、ビデオで見た時は、画面がスタンダードにトリミングされていて、それほどピンとこなかったのだが、今回、改めてシネスコで見たら、実に素晴らしかった(上映プリントもきれいだった)。最初の方で武器の密輸がバレそうに…

WAR IS OVER! ─ IF YOU WANT IT

a)『ゴールデン・エイティーズ』(シャンタル・アッケルマン) 東京都現代美術館の「YES オノ・ヨーコ」展をようやく見に行くことができた。愚劣さに満ちたこの世界で生きていくためには、ユーモアと知性と想像力が武器になる。彼女の作品を見てそのことが確…

万国のプロレタリアよ団結せよ

a)『北緯17度』(ヨリス・イヴェンス&マルセリーヌ・ロリダン) b)『あの武器で何をしたのか?』(ジョアン・セーザル・モンテイロ) a)絶えずどこかでアメリカ軍の空爆の音が聞こえる。もちろんそれは記録映像にあとからダビングされたものなのだが、当時…

ブレヒト・コネクション

a)『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』(ストローブ=ユイレ) b)『怪談五種』(リヒャルト・オスワルド) c)『コンクリート・ジャングル』(ジョセフ・ロージー)

見出された時

昨日、日仏でフィリップ・ガレルの映画を見た帰りに、id:Godard氏とナイスガイ氏と一緒にウェンディーズでバーガーなどをパクつきながら、id:Godard氏の優雅な暮らしぶりに半ば呆れつつ、本気で階級闘争を孤独に遂行しようかとも思ったのだが、話題がナイス…

映画の日だったのに…

a)『アカルイミライ・海外バージョン』(黒沢清) b)『市民ラングロワ』(エドガルド・コザリンスキー) c)『芸術省』(フィリップ・ガレル) d)『北野武、神出鬼没』(ジャン=ピエール・リモザン) e)『エリック・ロメール、確かな証拠』(アンドレ・S・…