2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『彼方からの手紙』を今年の邦画ベストワン候補として推す

a)『アンナの物語』(山田咲)× b)『彼方からの手紙』(瀬田なつき)◎ c)『錨をなげろ』(船曳真珠)△ 『アンナの手紙』はオープニングからクリシェの連打でいきなり見る気が萎えるが、一番の問題点はこの物語を描くのに必要とされるはずのメインの四人の人…

ペドロ・コスタの特別講義に15分遅刻して到着。朝まで配布資料作成をしていたので寝坊してしまった(ちなみに朦朧とした頭でキーボードを叩いていたのでケアレスミスをまたまたしてしまった。なはは。*1で今日も朦朧とした頭で聞いていたので、あまりきちん…

a)『現代の映画シリーズ:映画作家ストローブ=ユイレ』(ペドロ・コスタ)◎ b)『映画作家ストローブ=ユイレ/あなたの微笑みはどこに隠れたの?』(ペドロ・コスタ)◎ 寝坊してしまい30分遅刻。ゆえに『研ぎ師』と『浮浪者』は見逃す。まあこれはMくんに借…

a)『六つのバガテル』(ペドロ・コスタ)◎ b)『タラファル』(ペドロ・コスタ)◎ c)『うさぎ狩り』(ペドロ・コスタ)○

a)『勝手に逃げろ/人生』(ジャン=リュック・ゴダール)◎ b)『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(ウォン・カーウァイ)△ c)『ヴァル・ルートン/影の中の男』(ケント・ジョーンズ)○ ヴァル・ルートンのドキュメンタリーはもともとケーブルテレビ向けに撮ら…

a)『恋ごころ(ロング・ヴァージョン)』(ジャック・リヴェット)○ リヴェットは長ければ長いほど面白いと信じていたが、これは例外。長くなった分、弛緩した感あり。 上映後、近くのファミレスで友人たちと歓談。堀禎一氏から新作クランクアップとの電話あ…

a)『國定忠治 信州子守唄』(マキノ正博)◎ b)『忠治活殺剱』(久保爲義/マキノ正博)◎ 今年のベストワンはこれで決まり☆

a)『血』(ペドロ・コスタ)◎ b)『裏切りの季節』(大和屋竺)◎ c)『秘花』(若松孝二)× d)『日本暴行暗黒史 怨獣』(若松孝二)△

批評と研究

「映画より自分の方が好きな人は、絶対に映画なんか撮っちゃいけないね」というのは某氏の名言だが、映画について「書く」ことに関しても同じことがいえるのではないかということを最近考える。 前にも思ったが(http://hj3s-kzu.hatenablog.com/entry/20071…

a)『ノーカントリー』(ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン)△ 最初の2/3あたりまでは傑作かもと思ったのだが、何でああいうことするかね…(普通にアクション映画撮ればいいのに)。かなりイイ線いっていただけに残念。

a)『州議会』(フレデリック・ワイズマン)◎ 上映後、友人たちとB学校に移動しOさん合格記念上映会を見て朝まで打ち上げ。

三月大歌舞伎を見に歌舞伎座へ。演目は「鈴ヶ森」、「娘道成寺」、「お祭佐七」。「鈴ヶ森」の見せ場は後半の長兵衛と権八との出会いにあるのだろうが、個人的には立ち回りの趣向に興味を引かれた。ふつう歌舞伎の立ち回りというのは形式だけの場合が多いの…

今週末、某所で行われる某フランス人脚本家の特別講義に参加する人は以下の記事を読むと吉かも。などと書きつつ、そのための配布資料作りをしていたら朝になってしまった(原稿依頼はもう少し早めにお願いしますねー)。その日は歌舞伎座に菊五郎の芝居を見…

a)『学生三代記 昭和時代(「野球の巻」「下宿の巻」)』(川浪良太/滝澤英輔/久保為義)◎ b)『浪人街 第二話 樂屋風呂』(マキノ正博)◎ c)『次郎長裸旅』(久保為義)◎ d)『ごろんぼ街』(根岸東一郎/マキノ正博)◎ e)『芝浜の革財布』(根岸東一郎/マ…

a)『ヘル・ビロウ』(ジャック・コンウェイ)◎ b)『運ちゃん武勇伝』(レイ・エンライト)◎ c)『すべては夜から生まれる』(甲斐田祐輔)△

3月のオススメ

a)『春なき二万年』(マイケル・カーティス)◎ b)『女組長』(マキノ雅弘)◎ c)『酔ひどれ船』(マーヴィン・ルロイ)◎ 気を取り直して再開。~3/15 フレデリック・ワイズマン映画祭2008@アテネフランセ文化センター http://www.athenee.net/culturalcenter/s…

人のセックスを笑うな

a)『孝子五郎正宗('15)』(吉野二郎)○ b)『良弁杉('22)』(中川紫郎)△ c)『男の顔は切り札』(マキノ雅弘)○ d)『アストレとセラドンの恋』(エリック・ロメール)◎ e)『人のセックスを笑うな』(井口奈己)○ ひさびさに朝から晩まで映画漬け。 (追記)こ…

a)『ランジェ公爵夫人』(ジャック・リヴェット)◎ 早稲田でボードウェル講演を拝聴、すばらしゅうございました。不幸にも行けなかった人は『映画の様式』(特に第六章)を読むといいのではないでしょうか(翻訳はホント酷いが、内容は素晴らしい)。『Figur…

a)『悪魔スヴェンガリ』(アーチー・メイヨ)○ b)『インスピレーション』(クラレンス・ブラウン)◎