a)『遥かなり母の國』(伊藤大輔)◎
b)『おぼろ駕籠』(伊藤大輔)○
伊藤大輔の合間をぬってヴィルヘルム・ハンマースホイの展覧会を見に上野へ。この画家のことは寡聞にして今まで知らなかったが、今回見た中では十点ほど素晴らしい作品があった。とはいえ、カール・ドライヤーへの影響関係云々については、少なくとも画面の水準では眉唾ものだと思う。映画作家の言うことをいちいち真に受けてはいけない。