2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

a)『第二の目覚め』(マーガレーテ・フォン・トロッタ)△

a)『ルート・ハルプファスの道徳』(フォルカー・シュレンドルフ)△帰りに地元の本屋に行ったら、「水声通信」*1の最新号が置いてあり(しかも三冊も!)、こんなところでこんなものを誰が買うのだろうと余計な心配をしつつ表紙を見ると、「ボードレール全集…

7月のオススメ

今月は粒揃い。 〜7/22 映画監督 川島雄三@フィルムセンター http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2007-06-07/kaisetsu.html ☆サヨナラだけが人生だ、ってことで全て必見。その余裕のない人は、60年代の作品(ほぼハズレなし)とそれ以前では『東京マダ…

a)『続・激突!/カージャック』(スティーヴン・スピルバーグ)○ b)『断絶』(モンテ・ヘルマン)◎

a)『蜂の巣の子供たち』(清水宏)◎ b)『桃の花の咲く下で』(清水宏)△ c)『奈良には古き仏たち』(清水宏)△

a)『JAWS/ジョーズ』(スティーヴン・スピルバーグ)◎ b)『おじさん天国』(いまおかしんじ)○ c)『ジャンヌ・ディールマン』(シャンタル・アッケルマン)◎

a)『死んでもいい経験』(キム・ギヨン)× b)『ゾディアック』(デヴィッド・フィンチャー)△ 『ゾディアック』が参照している『猟奇島』(The Most Dangerous Game)はアーネスト・B・シュードサックが『キング・コング』の前年に撮った大傑作で、フェイ・…

a)『みつかるまで』(常本琢招)△ b)『寝耳に水』(井川耕一郎)◯ 朝まで呑み。請求金額のあまりの高さに一同絶句し、一気に酔いがさめる。

a)『INAZUMA 稲妻』(西山洋市)◎ b)『赤猫』(大工原正樹)◯

a)『ゲームの規則』(ジャン・ルノワール)◎ b)『花嫁人形』(エルンスト・ルビッチ)◎ c)『白黒姉妹』(エルンスト・ルビッチ)◎

a)『パッション』(エルンスト・ルビッチ)◎ 歴史劇のことを英語で「costume play」というが(日本語の「コスプレ」の使い方は間違い)、まさにこの映画は「衣装の劇」と呼ぶに相応しい。ポーラ・ネグリの「お針子」(まさにファッションに関わる)が、男を…

ここ一週間ばかり映画も見ずにちびちびと毎日徹夜して書き進めてきた『INAZUMA 稲妻』論がようやく今朝脱稿。三十分の短編なのに原稿用紙で三十二枚も書いてしまった。自分が今まで書いた映画評の中では最長。まあそれだけ素晴らしい映画だってことなんで、…

六月大歌舞伎の夜の部を見に歌舞伎座へ。演目は「御浜御殿」、「加賀鳶」、「船弁慶」。この中では「御浜御殿」が素晴らしかった。これは「元禄忠臣蔵」の一部で、溝口健二が映画化したのでいうと『元禄忠臣蔵 後編』の最初の三十分にあたる。もちろん溝口の…

a)『完全なる飼育 愛の40日間』(西山洋市)○ b)『運命人間』(西山洋市)○

a)『タロット』(ルドルフ・トーメ)◎ b)『大日本人』(松本人志)× 北野武の「退屈さ」の方が松本人志の「面白さ」よりは映画にとっては貴重かもしれない。前者の「退屈さ」は「日本映画」に収まるべき位置を見出しにくいが、後者の「面白さ」は「日本映画…

a)『素晴らしき休日』(北野武)× b)『監督・ばんざい!』(北野武)×