2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

北京滞在記 その1

成田から約四時間で北京に到着。なのだが、同乗のほぼ九割以上を占める日本帰りの中国人たちのあまりの手荷物の多さ(余裕で規定超えてるだろっていう)に通路が詰まって、なかなか機内から出られない。仕方がないので迎えに来ている前田くんに携帯で連絡。…

行ってきます

それでは明日から北京に行ってきまっす。一週間ほど滞在予定。 旅行中、急用のある友人・知人の方々は私の携帯までメールを送ってください。 以下、北京においでの方のためにインフォメーション。 11/30〜12/6に北京の宋荘美術館にて第二回北京独立電影論壇…

通し狂言「摂州合邦辻」を観に国立劇場へ。歌舞伎座と比較してこの劇場の長所は、まず何と言っても料金が安いことと、どんな席からでも花道の七三がキチンと見えるということだろう(歌舞伎において花道の七三が見えるというのはかなり重要)。席の座り心地…

TOKYO FILMeX2007 その6

a)『私たちの十年』(ジャ・ジャンクー)△ b)『東』(ジャ・ジャンクー)△ c)『アンジェラ・マオ 女活殺拳』(ファン・フェン)◎ 『私たちの十年』は、工業都市を遠ざかる列車からの移動ショットに始まり、工業都市に近づく列車からの移動ショットで終わる。…

TOKYO FILMeX2007 その5

a)『脳に烙印を!』(ガイ・マディン)× b)『ブッダは恥辱のあまり崩れ落ちた』(ハナ・マフマルバフ)× c)『ヘルプ・ミー・エロス』(リー・カンション)△ d)『食べよ、これは我が体なり』(ミケランジュ・ケイ)× 今日はせっかく早起きして四本も見たのに…

TOKYO FILMeX2007 その4

a)『最後の木こりたち』(ユー・グァンイー)◎ ここ数年の中国のインディペンデント映画の盛り上がりから判断して、この映画は絶対に素晴しいに違いないと目をつけて行ったら、やはり傑作だった。 というわけでこの作品について書こうとした矢先の午前三時す…

TOKYO FILMeX2007 その3

a)『非機械的』(リッテイク・ゴトク)◎ しかし解せないのは、ダニエル・シュミットやエドワード・ヤンの追悼特集を満席にした人々がリッテイク・ゴトクに大挙して押し寄せないことなのだが、それとも昼間の回は人が入っていたのだろうか。あるいは皆アテネ…

TOKYO FILMeX2007 その2

a)『撤退』(アモス・ギタイ)△ 昨日見た短編のあまりの酷さに、この作家にはもう見切りをつけようと思ったほどだが、やはりこの作品に出てくる充実したロングテイクに見られるような彼の演出手腕にはやはり一目置かざるを得ない。とはいえ最初の方でビノシ…

TOKYO FILMeX2007 その1

a)『それぞれのシネマ』 テオ・アンゲロプロス × オリヴィエ・アサイヤス × ビレ・アウグスト △ ジェーン・カンピオン × ユーセフ・シャヒーン × チェン・カイコー × マイケル・チミノ × イーサン&ジョエル・コーエン × デヴィッド・クローネンバーグ × ジ…

吉例顔見世大歌舞伎の夜の部を観に歌舞伎座へ。先月の仁左衛門・玉三郎の「牡丹灯籠」はめちゃめちゃ観たかったし、チケットも購入していたのだが、あいにく東京国際映画祭のエドワード・ヤン特集と重なってしまったので、泣く泣く仁左衛門ファンのうちの母…

「ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン」の「neoneo」最新号に友人の前田佳孝くんが中国独立映画作家グループ「黄牛田電影」(今年のヤマガタに『姉貴』、『夢遊』を出品した胡新宇、黄文海がメンバー)にインタビューした記事が載っています。最近…

a)『インディアン渓谷』(ジャック・ターナー)◎

a)『恋はデジャ・ブ』(ハロルド・ライミス)△

a)『ボーン・アルティメイタム』(ポール・グリーングラス)△

a)『六つの心』(アラン・レネ)△ b)『断崖の河』(アラン・ドワン)◎

本来ならば第二回北京独立電影論壇という映画祭に参加すべく、今頃、北京にいるはずなのだが、数日前に北京行きの航空券の支払いを済ませた直後、主催者側からやむを得ず今月末に延期になったとのメールが届き、旅行会社にキャンセル料として三万円を持って…

a)『0093 女王陛下の草刈正雄』(篠崎誠)△ 高橋洋が宇宙人に向って「もっと気持ち込めて!」と言うところだけ可笑しかった(あと円谷幸吉の遺書のパロディも出だしだけ面白かった)。もっともこのネタ、昔どこかで聞いたことあるのだが元ネタは何だったっけ…

a)『タロットカード殺人事件』(ウディ・アレン)○

a)『私は犬が嫌いだ』(ペオ・ホルムクヴィスト/スサン・カーダリアン)× b)『時は名前を持たない』(ステファン・ヤール)△ c)『番格ロック』(内藤誠)◎

a)『アラブの盗賊』(ジャック・ベッケル)◎ b)『ブレッド・ナンバー・ワン』(ラバ・アムール=ザイメッシュ)△ アラブなフランス映画二本立て。なぜかアテネでベッケルをやる時には決まって裏番組にneoneo坐で自作の上映があるほどベッケルには縁の深いル…