見逃していた『灰土警部の事件簿〜人喰山』(にいやなおゆき)が見られるということで「傑力珍怪映画祭」の先行特別上映会を見に渋谷のアップリンクへ。立ち見が出るほどの盛況。堀禎一くん、宮川さん、中山くん、ちからさん、木村文洋くんなどいろんな友人に会う。『人喰山』は評判通りのもの凄い作品で、あまりの凄さ(特に後半の)に逆にドン引きしてしまった(褒め言葉)。すでに見ていた『大拳銃』(大畑創)、『魔眼』(伊藤淳)も前回見た時よりも遥かに楽しめた。やっぱ映画は繰り返し見るべきだね。『地獄に堕ちたシェイクスピア』(間野ハヤト)はあまりにも荒削りで、正直、個人的にはピンと来なかったが、作者の表現衝動のようなものはとても強く感じた。この作者が身につけるべきなのは、あとはアウトプットの仕方だと思う(それにはインプットから学ぶことが大事なんだけど)。おまけでいろいろ上映された短編もどれも面白かった。宮川さんに藤原章さんを、また堀くんにB学校OBの金村くん(最近の佐藤吏作品の脚本家)を紹介してもらう。
上映後、打ち上げ。文洋くん本人にようやく直接『へばの』の感想を伝えることができた。また「キリミヤ・シネマラジオ」の収録を打ち上げ会場の居酒屋の隅っこで収録(それでもかなり騒がしかったけど)。午前0時というあり得ない時間で店を追い出され(しかも請求金額のあまりの高さにビックリ。幹事はもっと安い店を選ぼーね)、仕方がないので、センター街にある超リーズナブルな中華風居酒屋に行き二次会。朝までコース。若い人の作品に真摯に向き合い、延々と作者と話をしていた堀くんはやはりエライなーと思った。
このまま昼行バスに乗って大阪まで行くつもりだったので新宿に移動し、バスのB学校9期OBの諸君に朝マックをつき合ってもらう。で、出発時刻20分前になったので、彼らと別れてバスの発着場まで行き、改めて携帯でバスのwebチケットを確認すると、実は東京駅からバスが出発するという驚愕の事実を知り、慌てて窓口で一時間後のバスに変更してもらい、出発まで朝の新宿をぶらつく。疲れた。

傑・力・珍・怪映画祭 http://ketsuriki.com/index.html
『大拳銃』の大畑創監督と宮川ひろみのインタビュー http://eigageijutsu.com/article/119446408.html