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トークショーのおしらせ

というわけで今年三度目の関西訪問を果たし、無事、拙作の公開初日と二日目の舞台挨拶をして帰京したわけですが、水曜にまたシネ・ヌーヴォさんに伺いますので、関西のシネフィルの方々は見に来てね。というわけで今後の上映スケジュールです。

 11/17(火)通常上映
 11/18(水)上映後、安川奈緒さんとのトークショー
 11/19(木)休映
 11/20(金)上映後、堀潤之さんとのトークショー(上映最終日)

ゲストの方々については、私がわざわざ述べるまでもないとは思いますが、一応念のためご紹介させていただきます。

安川奈緒さんは気鋭の現代詩人で、『MELOPHOBIA』(思潮社)という実に映画的記憶を喚起する言葉に満ちた詩集を出されています。また「映画芸術」誌にも定期的に批評を寄稿されている程の映画好きです(同誌での横浜聡子さんとの対談は記憶に新しいところでしょう)。彼女の名前を初めて知ったのは、共通の友人である詩人の佐藤雄一さんの参加されている詩誌『kader0d』創刊号に掲載された両者の往復書簡によってですが、今年の三月に「シネ・ドライヴ2009」のために関西訪問した際にようやくお会いすることができました。「才媛」という言葉がぴったりの黒髪の美しい女性です。六月に神戸で拙作の上映があった時には、自主映画作家である妹の有果さん(来年の「桃まつり」に参加予定)と姉妹で見に来て下さり、それについてのレビューを「現代詩手帖」誌の連載批評に書いて下さいました(2009年7月号)。一読しその鋭い指摘に驚嘆し、今回のトークをお願いしました。

堀潤之さんは関西大学文学部で教鞭を執られている気鋭の映画研究者で、コリン・マッケイブゴダール伝』(みすず書房)、ジャン=リュック・ゴダールゴダール 映画史 テクスト』(愛育社)の翻訳や、四方田犬彦氏との共編『ゴダール・映像・歴史 『映画史』を読む』(産業図書)などの著書のある日本におけるゴダール研究の第一人者であり、また紀伊國屋書店から発売された「テオ・アンゲロプロス DVD-BOX」の全作品分析によってもシネフィルの皆さんには知られていると思います。堀さんとも「シネ・ドライヴ2009」の時に初めてお会いして、拙作『火の娘たち』を含む『十善戒』をご覧になっていただいたばかりか、その時、大好きな『風』(シェストレム)のビデオソフトまでいただいてしまいました。私も木村氏もゴダールには深い影響を受けているので、大阪でトークイベントをするなら、ぜひ堀さんに来ていただいてお話を伺いたいと思っていたところ、偶然、ヤマガタのドゥボール特集で隣合わせになったので、これ幸いとトークをお願いしました。なお拙作『吉野葛』の誕生に深い関わりのあるビトムスキーともヤマガタで再会し、そこで上映された彼の新作『ダスト』が『風』の引用から始まっていたのも、偶然とはいえ何か運命的なものを感じました。

というわけで、ぜひお二人のトークショーを聞きに来ていただきたいわけですが、いずれも本編上映後にスタートなので、遠くから来ているので終電がなくなっちゃうよという方もおられるかも知れません。そこでお願いしたいのですが、トークの日は通常より混雑が予想されますので(しかも上映終了日間際なので)、映画だけご覧になられるつもりの方は比較的空いている17日(火)に来ていただけると助かります。

またこの上映会のチラシを受付で提示していただければ前売料金で見ることができてお得です(大阪のたいていのミニシアターに置いてありますし、ヌーヴォの入口にもあります・笑)。私の知る限り、蓮實重彦浅田彰両氏のコメントが並んだチラシというのはたぶん日本映画史上、最初(にして最後?)なのではないかと思いますが、その対象が自主制作作品というのも前代未聞のことなのではないでしょうか。ひょっとすると十年後、二十年後には価値が出るかも知れませんので、このチラシを捨てないで保存しておかれることをオススメします。

大阪のミニシアターで配布中のチラシはこちら
http://miya.himegimi.jp/kuzuuhtm.htm
(デザインはミヤガワヒロミさん)

いよいよ残り三日間となってしまいましたが、関西の映画好きの皆さまのご来場を心よりお待ちしております。


極北のインディペンデント映画がやって来る
http://www.cinenouveau.com/x_cinemalib2009/hokkyoku.html