よいお年を!

hj3s-kzu2009-12-31

早いものでもう大晦日(さっき、溜まっていた一ヶ月分の日記をようやく書き終わった)。さて一年を振り返ってみよう。今年は五度も関西訪問をしてしまった(途中、抜けて戻ったりしているので、正確には九往復←バカ)。おかげで関西の映画人たちと草の根レベルの交流を深められた。個人的に一番嬉しかったのは、やはり『吉野葛』が六年越しでようやく劇場公開されたこと(まだ関西のみだが)。ご協力いただいた関係者の皆さんには心から感謝。これで去年の大晦日の公約が果たせた。東京でもいつかお目にかけられる日が来るといいね(実はすでに過去三回くらい上映しているけど)。あとは桃まつりとか法政の上映会とかいろいろ協力。法政映画祭というのもあったな。それと自主ゼミも始めた。十五年ほど前に撮影を担当した自主映画がフィルムセンターで上映されたのも、個人的には大事件。フィルムセンターのスクリーンにバンと大きく自分の名前が出るなんて経験は今後二度とないと思われる。映画批評家としては、ハルトムート・ビトムスキーとカルロス・レイガダスにインタビューし、ジャック・ロジエ論と溝口健二論(去年のアテネの講演を元にした書き下ろし)を書いた(ともに来春掲載)。こうしてみると、年がら年中、映画ばかり見ているようで、実はちゃんと仕事しているじゃん、オレ(爆)。映画作家としては、ここ三年ほど開店休業状態なので、来年あたり、そろそろ新作を撮れるといいなーなんて(出資者募集中)。というわけで、皆さんよいお年を!
(写真は関西ウォーカー 2009 No.23)