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関西訪問記2010 その1

早朝、京都駅前到着。外に出ると雪だった。寒い。とりあえず地下鉄に乗って四条まで行き、近くのマックでiPhoneを充電。西山真来さんの舞台が始まるのが夕方なので、それまでの時間の潰しかたを思案し、近くのシネコンのタイムテーブルを調べるとちょうど『ラブリーボーン』(ピーター・ジャクソン)をやっていたので、一般料金1800円も払いたくねーなーと思いつつ劇場窓口に行くと、うちの地元と同じ系列のシネコンなので、ちょうど溜まっていたポイントで清算できることに気づきラッキー。金払わないで済んだ。内容は丹波哲郎先生の霊界ものと二本立てにしたらいいんじゃないでしょうかという感じのトンデモ映画だった。で、見終わってもまだまだ時間が余っていたのだが、前から見たいと思っていた『哲学への権利』(西山雄二)の上映がちょうど京大であると知る。せっかくだから散歩しようと思い、京極から三条大橋へ抜けると、鴨川の岸辺に水鳥が数羽とまっているのが見えたので、川岸に降りていく。マップで見ると歩いて三十分くらいで京大まで着くようなので、そのまま川沿いに歩いていくと、だんだん雪が激しくなってきて、がんがん目とかに雪が当たってくる。でも根性で京大まで歩いたのだが、会場の農学部の建物がある敷地はさらに先なのだった。洟をすすりながら開演ギリギリに到着。上映が始まって一時間ちょっと過ぎた辺りで、舞台の開演時間に遅れそうな時間になってしまったので、残念ながらあと20分ほど残し会場を後にする。映画は見れた範囲では、ほぼ全カット、オーバーラップで繋いでいたのがとっても気になった。外に出ると本格的に大雪モードだったので少しビビる。駅まで歩くの辛そうだし、時間もヤバそうなので、正門前でタクる。会場のART COMPLEX 1928の名前を告げても通じなかったので、iPhoneのマップを運転手さんに見せる。こういう時に便利(今まで使っていたiPod Touchだと、wifi環境でしかネットできないので、こうはいかない)。開演時間が刻一刻と迫ってくるので内心穏やかならず。タクシーに乗っている間もマップ上を移動する現在位置をガン見(夜行バス乗っている時に気づいたのだが、乗り物で移動中にiPhoneのマップ見るとなかなか楽しい。航空写真モードでトンネルを通過したりするとさらに乙)。この辺じゃないですかね、と運転手さんに言われるが、はてマップ上では数ブロック先を指し示している。おかしいなと思って顔を上げて窓の外を見ると、「西山真来はなぜこうなってしまったのか」という横断幕が目に入る。あ、ここです!(googleマップがテキトーだったのだった)。そういえばここ前も来たわ。あの時も夜、携帯の地図見てもわかんなくて結局、松野くんのライブ聞き逃したんだっけ。階段を上っていくと西山さんがニコニコしていた。チラシには演出とのみ表記されていたので、西山さん今日は出演しないんですよね、と尋ねると、ハイ。だが蓋を開けてみれば、実は出まくりだった。以前、この建物に来た時は地下のライブハウスで、しかも夜だったのだが、今日は左右に窓がずらっと並んだ最上階のホールで、外で雪が降っているのが見えていい感じ。やはり会場にいた文洋くんによれば、いつもはこの窓は遮蔽されているのだそうだ。舞台は、西山さん実はこんなこと普段考えているだーという意味で個人的にはかなり衝撃だった。舞城王太郎の原作は読んだことないのだが、たぶんほとんど原型をとどめてないのではなかろうか。帰り際に、今度、桃まつりで一本撮ってみたら、と西山さんにオススメする。文洋くんを誘って、廣瀬純さんと監督との対談を聞きに再び京大に戻る。廣瀬さんのトークは抱腹絶倒のめちゃめちゃ面白いものだった。他人の映像を逆手に取って映画を作ると言っておきながら、晩年にナイーヴにもヴェネツィアの運河なんかを撮っちゃったりなんかしたギー・ドゥボールを罵倒したりとか(これには深く共感)、「チョロチョロ(してる/してない)」を軸にドゥルーズデリダを比べ、そこからガタリ=アバター説を引き出したりとか。トーク終了後、文洋くんが昔バイトしていた飲み屋で、唐津くん、RCSのKさんと一緒に呑む。さらに文洋くんに先導されて二軒ほど京都のバー巡りをしてから、始発の時間まで朝マックをし、河原町で文洋くんと別れ、阪急電車に揺られながら居眠りしているうちに梅田に着き、プラネットそばの大東洋でお昼まで仮眠。

a)『ラブリーボーン』(ピーター・ジャクソン)△

西山真来はなぜこうなってしまったのか http://maki2480.blogspot.com/