2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ロイドから成龍へ

目白で映画誌。今回のお題は「ギャグの映画史(4)」としてハロルド・ロイドを取り上げる。『要心無用』の有名なビルの壁登り(と時計台ぶら下がり)のシーン(私も高所恐怖症なので、この場面はいつ見てもハラハラさせられる)、とその種明かし(実はこのビル…

6月のオススメ

特集上映(◎はイチオシ) 〜7/17 生誕百年特集 映画監督 豊田四郎@フィルムセンター http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2005-06-07/kaisetsu.html 6/3〜6/26 ◎ジャン・ルーシュ 没後1年@東京日仏学院、日仏会館 http://www.ifjtokyo.or.jp/culture/c…

a)『七月のランデヴー』(ジャック・ベッケル)★★★★ b)『愛は死より冷酷』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー)★★★★

a)『ぼくの小さな恋人たち』(ジャン・ユスターシュ)★★★★

ゴダール/ルーシュ

イギリスの映画批評誌「Sight&Sound」のサイトに「Notre Musique」についてのゴダールのインタビューが載っています。 また来月から東京日仏学院でレトロスペクティヴがあるジャン・ルーシュのインタビュー(1967年の再録)がアメリカの映画批評誌「Film Com…

撮影済みの分に関してはほぼ編集を終える。あと2シーン撮影することで編集プランの変更を迫られるかも。夕方、そういえばアテネフランセで『少年裁判所』(ワイズマン)を上映していることを思い出すが時すでに遅し…残念。

バスター・キートン

目白で映画誌。前回、前々回と二回もサボってしまった。今日のお題は「ギャグの映画史(3)」。「笑わぬ喜劇王」バスター・キートンを中心に。19世紀の奇術師ロベール・ウーダンからジョルジュ・メリエス*1とハリー・フーディーニ(フーディーニHoudiniという…

時代閉塞の現状

今日は一日素材チェック&取り込み。地元の市長選の投票に行くが、何だよ自民党と共産党しか出馬してないじゃんか。仕方がないので後者へ一票。先日届いた『Notre Musique』*1(ゴダール)の米国版DVDを見るが、連日の疲れのためか、途中で寝てしまったので…

大和屋竺@映画王

伝説の映画同人誌『映画王』に載っていた大和屋竺インタビューが地下漫画家新谷尚之さんのサイト「幻のソドム城」に再録されています。井川さん情報どうもありがとうございます。今となっては貴重な資料ですので皆さんも読みませう。 幻のソドム城 http://ww…

撮影日誌 その3

本日は夕方からI嬢の朗読シーンを撮る。初めは映画美学校裏手の路地で後退移動をしようと思ったのだが、何かイマイチなので、地下に移り、逆光の横からのバストサイズの固定ショットに変更。おかげで照明に手間取ってしまったが、かなり美しいショットに仕上…

ラ・トゥール

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展を見に行く。彼の他の作品がしばしば画面内のロウソクを光源として、光の当たっていない部分が闇に沈んでいるのに対し、代表作とされている『ダイヤのエースを持ついかさま師』だけが画面外のおそらくは自然光を光源としてい…

ちょっとピンボケ

I嬢が体調不良のため撮影延期。撮休を利用して久々に映画を見ようと思い、サービスデーなのでシネセゾン渋谷に行くが、予告編からずっと映写のフォーカスが甘く、さすがに本編になったら映写技師も気づくだろうと思って我慢していたが、さにあらず。本編前半…

撮影日誌 その2

朝寝坊してしまい、30分ほど遅刻。気のゆるみか。いかんいかん。有楽町のビックカメラに寄りPLフィルターを仕入れる。まず今日の予定としては、クライマックスに使おうとしていた某ビルの屋上が使えないので、代わりのロケ地探し。近場の某大学に絶好の屋上…

撮影日誌 その1

本日クランクイン。まずは景気づけにスタッフ全員で借り物の『花婿、女優そしてヒモ』(ストローブ=ユイレ)のビデオ(フランスのテレビ録画、字幕なし)を参考上映で見る。皆、寝るかと思ったが意外にも熱心に見ている。昼過ぎ映画美学校出発。最初に皇居…

「ROUGE」No.6

オンライン映画批評誌「ROUGE」の最新号に蓮實重彦氏の『珈琲時光』論が載っている。他にもリュック・ムレやジョナス・メカスなどが寄稿。 ROUGE http://www.rouge.com.au/index.html a)『小カオス』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー)★★★

訂正とお詫び

5/14に予定していた地下上映会ですが、誠に勝手ながら来月に延期させていただきます。理由は企画者である私と映写技師のCくんがそれぞれ今月中に短編を撮り終えなくてはならず、上映会をする心の余裕がないことをお互いに確認したためです。楽しみにしていた…

ペドロ・コスタ@現代思想

ネット界隈でそれほど話題になってないみたいなので一応書いておきますが、「現代思想」5月号にペドロ・コスタの最新インタビューが載っています。私の友人(自主映画作家)がインタビュアーとしていい仕事をしているので、皆さん読んでみて下さい。しかし「…

傾向と対策 その3

「悪魔の刑事まつり」より(順不同)。 『中身刑事』(井口昇)★ 『集団自殺刑事』(村上賢司)★ 『刑事発狂』(佐々木浩久)★ 『ほんとにいた!呪いのビデオ刑事』(松江哲明)●

蓮實重彦×北野武

「文學界」6月号に蓮實重彦による北野武の最新インタビューが載っている。これはid:hj3s-kzu:20050312でも紹介した「カイエ・デュ・シネマ」600号の付録として付いていた、北野武編集による小冊子の後半部分に載っていたロング・インタビューの日本語ヴァー…

傾向と対策 その2

「最も危険な刑事まつり」と「新刑事まつり一発大逆転」より(順不同)。 『実録 キティ刑事』(OZAWA)★ 『行列のできる刑事』(小泉徳宏)● 『ウルトラマソ刑事』(佐藤佐吉)● 『アングラ刑事』(森達也)★ 『続・名探偵刑事』(山口雄大)● 『汁刑…

傾向と対策 その1

スカパーの日本映画専門チャンネルで「刑事まつり」を連夜放映しているので、参考のためまとめてみることに(最初のシリーズの時、下北沢の劇場前まで行ったら超満員で入れず、それ以来このシリーズには縁がなかった)。傑作の誉高い『夫婦刑事』(万田邦敏…

フレッド・タンを(再)発見しよう

a)『離魂』(フレッド・タン)★★★ b)『怨みの館』(フレッド・タン)★★★ 1990年にまだ41歳の若さでこの世を去ってしまった台湾の映画作家フレッド・タンが残したたった三本の映画のうち、『離魂』(1987)は第二作、『怨みの館』(1988)は遺作にあたる。この…