朝も早よから日仏で68年関係のドキュメンタリーを見てから(三時間以上あるこの作品の前半は寝不足のためかなり寝てました。なので★は後半に対してのもの)、豊田四郎特集に行く。フィルムセンターに着くとすでに100人ほどの人がロビーに並んでいてたじろぐ。映画は大当たり。女優が皆よかった。フランキー堺が一人九役をこなしているのだが(見てのお楽しみ)、これは主題的な必然性があった。なんて聡明なキャスティング。いっそのこと坂本九の役もフランキーにしてしまえばよかったのにと思わないでもないが、それはやりすぎか。上映後、Oさんとお茶。筑摩書房から今月末に出る『成瀬巳喜男の世界へ』(彼も執筆している)をチラっと見せてもらう。あの内容であの値段は安いので皆さん買いませう。なお豊田四郎特集に日参しているOさん情報によれば、60年代の作品が面白いらしいので、私も来月は日参しようっと。


a)『再開』(エルヴェ・ル・ルー)★★
b)『喜劇 陽気な未亡人』(豊田四郎)★★★

成瀬巳喜男の世界へ リュミエール叢書36

成瀬巳喜男の世界へ リュミエール叢書36