ショートショートフィルムフェスティバル2008 その1

a)『インディ・ジョーンズクリスタルスカルの王国』(スティーヴン・スピルバーグ)△
『座って!座って!』(笹田留美)がショートショートフィルムフェスティバルに出品されたので、今日は監督ちゃんとともにラフォーレ原宿のオープニングイベントに出席。ラフォーレなんて行ったの、十年ぶりかも(用ないし)。監督ちゃん(本業は女優)は数年前にここで舞台をやったとのことで「懐かしー!」を連発していた。フリーパスを貰いに受付に行くと、お姉さんたちが彼女を見るなり「あ!(万引き女)」という顔をして面白かった。やはりあの怪演は一度見たら忘れられませんね。イベント自体はコンテンツ産業なノリで何ともはや…でしたが、浅野忠信を見られたので良しとしよう。ユースケサンタマリアのトークでホント救われた。
第一回のグランプリ作品だとかいう、ジャック・レモン主演の短編が特別に上映されたが、内容はというと、彼が店主をしているペットショップに少年が子犬を買いにくるのだが10ドルほど足りない。まあとりあえずどの子犬がいいか選んでちょ、とレモンが合図をすると、可愛い子犬たちがわーっとドアの向こうから駆けてくる。と、一匹だけびっこを引いた子犬が遅れてやってくる。少年はこの犬が欲しいと言う。レモンは他にいい犬があるのに何もこんな犬を飼わなくてもと諭すのだが、少年は譲らない。で、足りない分は毎月2ドルづつ月賦にすることにして、少年は嬉しそうに子犬をだっこして帰っていく。それを見守るレモン。で、彼の見た目ショットに切り替わると、それまでカウンター越しで上半身しか見えなかった少年のフルショットの後ろ姿が現れ、少年がびっこを引きながら去っていく様子が見えるのでした。おしまい(絶句)。個人的にはかなり立腹(障害者ネタを安易に感動モノに使うんじゃねー!)。
で、イベントが終わってから簡単なオリエンテーションがあって解散。腹が減ったので、目の前のジョナサンで監督ちゃんと昼ビール(またかよ)を飲みながら、ピザを食べる。外は強い雨。
夕方からはYくんのおかげですぐ近くの代々木競技場で行われる『インディ4』のジャパン・プレミアを見ることができた。わーい。会場の中に入るともうかなりの席が埋まっている。始まるまでまだ二時間もあるのだが、外に出られずパイプ椅子に釘付け。しばらくするとスクリーンに会場外の様子が映し出され、襟川クロのコメンタリー付きで、入場口のレッドカーペットを歩くB級芸能人たちの姿を鑑賞(石田純一&リア・ディゾンとか)。まあワイドショーが生で垂れ流されているようなもんである。とはいえ暇つぶしにはなった。会場の観客はスクリーンに「セレブ」たちが登場するたびに写メでパチパチやっている(そんなもん撮って楽しいか?)。あ、でも島田陽子だけは格が違う感じで本物のセレブだった。で、一時間近く経ったあたりでようやくジョージ・ルーカス様ご一行がスクリーンに登場する(ハリソン・フォードも)。やっぱり彼らを見ると日本の「セレブ」がいかに安い存在かが一目瞭然。で、まあ、その後、アトラクションとか舞台挨拶とかあったが以下省略。で、映画ですが、こちらの期待が大きすぎたのか、あるいはまた、パイプ椅子に合計4時間も座っていて疲れたためか、うーん、てな感じなのだった(決してつまらなくはないが)。Yくんは『ランボー 最後の戦場』の方が遥かに良いと申しておりました。来たときは原宿側の入口だったのに、帰りはなぜか渋谷側の出口から出されたので、行きつけの和民で一杯飲んで終電で帰る。途中、気分が悪くなり、酔い覚ましに途中下車して休んでいたら、折りたたみ傘をなくしてしまった。トホホ。