ショートショートフィルムフェスティバル2008 その2

a)「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2008」インターナショナルプログラムFより
『スーツケースと二人の男』(Carlos Sama)×
『映画という名の戦場』(Thierry Bouffard)×
『一日限りの仕事』(Rajeev Dassani)○
『フェッチ』(Dana Dorian)×
『一分一秒の恋』(Jose Angel Verdú)×
『Shabbat Night Fever』(ヴァンサン・カッセル)×
『運命の恋』(A.J. Garces)×
『おもちゃの国』(Jochen Alexander Freydank)×
『Râ』(Julien Sibre)×
b) 「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2008」アジア&ジャパンプログラムBより
『あなたのそばに』(Ye-in Shin)○
『交わる』(古田円香)×
『一輪の花』(Izat Abdraimov)×
『Life is something like it』(横川圭希&小原寛之)×
『たった一つの太陽』(ウォン・カーウァイ)△
『ニタンカサンソ』(片桐翔)×
c) 『温泉スッポン芸者』(鈴木則文)○
d) 「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2008」NEO JapanプログラムFより
『Walk with her』(植松義貴)×
『ザ・リヴェンジャーズ』(小田歩)×
『Summer Homework』(疋田恵美子)×
『パースペクティヴ』(賀川貴之)×
『影〜Shadow』(河瀬直美)×
e) 「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2008」ブラジルプログラムプログラムAより
『アルファヴィル 2007』(Paulinho Caruso)×
『鳥』(Andrea Midori Simao & Quelany Vicente)×
『ピシンギーニャとサンバ・スクール』(Thomaz Farkas)×
『くちづけ』(Esmir Filho)×
『だめなやつ―世界の始まり』(Leo D. & William Paiva)×
『アダン・グザレパラダ―地より授かった子―』(ウォルター・サレス)
『デカセギ』(Roberto Maxwell)×
f) 「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2008」NEO JapanプログラムCより
『座って!座って!』(笹田留美)
『放課後MIDNIGHT』(竹清仁)×
『Solarman』(谷山雄二朗)×
『人を喰った話』(西川弘之)×
『cable』(清水伶)×
『松尾敬宇とその母』(三池崇史)×
原宿でショートショートを15時半から見始め、一旦、渋谷に行って則文を見て心洗われた後、六本木で再びショートショートを朝まで。どんだけ映画好きやねん、自分。
本日、ショートショートで見た中では『一日限りの仕事』がダントツ(ちょっとトニスコっぽい感じ)。スペシャル・サンクスにイーストウッドがクレジットされていた。『あなたのそばに』は韓流スターがちょい役で出ていて、そのファンと思しき20〜30代の女性が結構見に来ていた。何ということもない青春映画なのだが、実に丁寧に撮られていて、ラストのヒロインのアップから黒画面になってカーペンターズが流れだした瞬間、泣きそうになった。ヴァンサン・カッセルのは確かに一番個性的なのだが、私は映画に個性を求めているわけじゃないので(スマン)。ウォン・カーウァイのは相変わらずというか、要するにこの人、ただカッコイイ映像撮りたいだけなのよね、という。ただこの点を否定してしまうとカーウァイの全作品を否定することにもなりかねないので、おまけで△。河瀬直美にはホントうんざり。これって要するに「芸術的な」どっきりカメラでしょ。もっともこれが全てヤラセだとしたらヒロインの女性の芝居めちゃめちゃ上手い。ウォルター・サレスのは意識を失っていたので全く記憶なし(次の短編に出てくる目覚まし時計の音で目が覚めた)。三池崇史のアニメは声優陣は豪華だった。オールナイトで見た最後の3プログラムの中では、別に身内贔屓するわけではなく、『座って!座って!』が一番、真っ当に「映画」していた(なおこのオールナイトの模様は監督本人によるレポも参照のこと。id:momomatsuri:20080609)なお『交わる』については以前書いた(id:hj3s-kzu:20070913)。少女のパートが悪くないだけにホント惜しい。
会場を出るとお日様が眩しい。だがこのまま帰れると思ったら大間違いなのだった……。明日に続く。