レイクサイドマーダーケース

a)『レイクサイドマーダーケース』(青山真治
終映後、映画作家本人をつかまえて劇場近くのファミレスにいき、映画美学校・東大の学生たちで見たばかりの作品について三時間近く質問ぜめにする。おかげで終電を逃し、一つ手前の駅から歩く羽目に…と思いきや、深夜バスを発見しあっさり帰れた。『ドリーマーズ』に関する評価で最後まで青山さんとは平行線を辿る。もっとじっくり考えてから書けとは全くその通りである。日記形式で映画について何かを書くのはどだい無理か。拙作『吉野葛』についても貴重な御批判をいただく。「凡庸さ」とどう折り合いをつけるかが、今後の課題となる。