hj3s-kzu2006-05-08

a)『奇妙な女』(エドガー・G・ウルマー)★★★★
この作品のヘディー・ラマーの美しさはどうもただごとではない(『恐ろしき結婚』(ジャック・ターナー)の彼女もいいけど)。ジョージ・サンダースが出演しているせいか、ところどころダグラス・サークを想起しつつみていたわけだが、エンド・クレジットにハント・ストロンバーグ(『誘拐魔』の製作者)とあったので、そういえばと『サーク・オン・サーク』の頁を繰り、部分的にサークが撮っていたことを確認。激しい嵐の夜、人里離れた山小屋でジョージ・サンダースを誘惑するヘディー・ラマーの美しさ。そしてふたりは落雷で燃えさかる樹木を背景にキスをする。たぶんこのあたりもサークの演出なんだろうな。