a)『吸血鬼ノスフェラトゥ』(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ)★★★★
b)『ファントム』(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ)★★★
c)『ファウスト』(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ)★★★★


何度目かの『ファウスト』の最後、来ると分かっていても、やっぱりやられる「Liebe(愛)」の一語にやはりガツンとやられ、上映後、いろんな人(ヒロシヴィッチ含む)に「やっぱ愛でしょ、愛」などと言い、興奮さめやらぬあまり有楽町では電車に乗らずわざわざ東京まで歩いてから乗る。
今回の上映の伴奏、あまり評判よくないみたいですが、演奏者がモンテイロに似ているというただそれだけの理由で私としてはオッケーです。そういえば『吸血鬼ノスフェラトゥ』はモンテイロが大好きな映画の一本なのだった。あまりの愛ゆえにモンテイロは仕草に到るまでこの映画を生きていた。
ニュースでロバート・ワイズの訃報を聞く。複雑な気分。『たたり』は好きなんだけどね。
などと書いていたら中北千枝子も亡くなったことを知り吃驚。合掌。