2006-01-01から1年間の記事一覧

a)『ラ・ピラート』(ジャック・ドワイヨン)★★★★

a)『赤線玉の井・ぬけられます』(神代辰巳)★★★★ b)『殺しの烙印』(鈴木清順)★★★★ c)『めまい』(アルフレッド・ヒッチコック)★★★★

蓮實重彦とことん日本映画を語る vol.16

本日のお題は「女性と金銭—溝口健二の系譜をたどる—」。まず蓮實重彦氏による前書きを以下に引用する。 日本映画における「女性と金銭」の主題は、「女性」と「金銭」との交換に立ち会う一組の男女ではなく、女性たちが同性の相手を「ねえさん」、「おかあさ…

a)『童心』(富岡忠文)★★ b)『ホワイトルーム』(斎藤久志)★

a)『グロヅカ』(西山洋市)★★★

a)『LOFT』(黒沢清)★★★

10月のオススメ

さて来月のオススメは…あれ?何か忘れているような…あ、某国際映画祭だ!まあ行かないからいいや(とかいいつつ実はホン・サンスの新作だけは行くつもり)。何か今月は「全て」を連発してるな。まるで亡国首相みたいだ。 〜10/6 映画作法 澤井信一郎の世界@…

a)『水没の前に』(リー・イーファン/イェン・ユィ)★★★ b)『文学賞殺人事件・大いなる助走』(鈴木則文)★★★

a)『吸血鬼ゴケミドロ』(佐藤肇)★★★

a)『紅の流れ星』(舛田利雄)★★ 『不壊の真珠』(清水宏)を見るつもりで駅に行くと、京浜東北線が人身事故でダイヤが乱れ、かなり焦る。時計とにらめっこしながら電車に揺られ、何とか十分前には東京駅に着き、そこから猛ダッシュして上映開始一分前にフィ…

a)『盲獣』(増村保造)★★★★ b)『女獄門帖・引き裂かれた尼僧』(牧口雄二)★★ c)『ピストルオペラ』(鈴木清順)★★★★ 念のため言っておくと、私は『ピストルオペラ』と『オペレッタ狸御殿』どっちも好きだし、素晴らしいと思います。

a)『恋や恋なすな恋』(内田吐夢)★★★ b)『羅生門』(黒澤明)★★★ c)『パビリオン山椒魚』(冨永昌敬)★★ 『パビリオン山椒魚』はこの人の持ち味が全部殺がれているというか、見ていて気の毒に思った。次回作に期待ということで★おまけ。なおこの映画作家に…

a)『秘録おんな蔵』(森一生)★★★ b)『好色源平絵巻』(深尾道典)★ c)『女ガンマン/皆殺しのメロディ』(バート・ケネディ)★★★★女ガンマン / 皆殺しのメロディ [DVD]出版社/メーカー: アット・エンタテインメント発売日: 2004/09/03メディア: DVD購入: 1…

ストローブがマルコ・ミュレールに送ったメッセージの全文(タグ・ギャラガーによる英訳)が以下で読めますよ。 http://www.mastersofcinema.org/straub.html

a)『人情紙風船』(山中貞雄)★★★★ b)『赤西蠣太』(伊丹万作)★★★ c)『夢で逢いましょう』(植岡喜晴)★★★★

a)『河内山宗俊』(山中貞雄)★★★★ b)『丹下左膳餘話 百萬両の壺』(山中貞雄)★★★★ c)『ルック・オブ・ラブ』(植岡喜晴)★★★★

plan sequence

a)『水の花』(木下雄介)★ ファーストショットで風に揺れるカーテンの鈍重さ(=官能性のなさ)、それに続くバス停のショットの繋ぎを見て、何て映画的感性の感じられない画面と編集だろうと思い、さらに見ていくと体育館での女の子たちのバレーボールが、…

映画美学校映画祭2006その4

映画美学校映画祭2006より。 『別荘坊やの離婚届』● 『柳は緑 花は紅』★ 『すみれ人形』● 今日は比較的長いものばかりで、しかもどれも個人的には興味が全くもてない作品ばかりだったために、寝不足の身にかなりのストレスを与えたことは確かだ。そのために…

映画美学校映画祭2006その3

映画美学校映画祭2006より。 『The Selfish Giant』★ 『エスケープ/フラフープ』★ 『ヘレンケラーは39』● 『P ark』● 『恋スル44マグナム/Love&.44』● 『さらば愛しき女よ』★★ 『高浪アパート』★ フィクション・コース初等科2005年修了作品より。 『復讐』●…

a)『ありがとう』(万田邦敏)★★★ b)『ブラック・ダリア』(ブライアン・デ・パルマ)★★★★ c)『警察官』(内田吐夢)★★★★

a)『イカとクジラ』(ノア・ボーンバッハ)★★

映画美学校映画祭2006その2

映画美学校映画祭2006より。 『地獄の門三部作』(近藤編★★/別府編★/古謝編●) 『チェリーボーイ・ミーツ・ガール』★ 『砂漠で乾く』●●● 『サンドラ・ブロックスのフェイク/人生』(氏原編●/清水編★/千浦編★★★) 『愛児』★ 『あばれ太鼓』★ 『あなたにふ…

映画美学校映画祭2006その1

映画美学校映画祭2006より。 『神よ!神よ!滅びを告げよ!』★ 『保津川の急流2006』★★ 『殺戮半魚人』● 『The stories of the dreams』● 『On seeing the perfect girl』● 『さよなら、ナイチンゲール』★ 『三十歳で死ぬ』★ 『白目物語』● 『一緒にネ!』★ …

9月のオススメ

今月はいい画像が見つからなかった…〜9/24 日活アクション映画の世界@フィルムセンター http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2006-08-09/nittei.html ☆ 二巡目に突入。傑作『麻薬3号』(古川卓巳)は残念ながらもう終わっちゃいましたが、『俺の故郷は大…

a)『麻薬3号』(古川卓巳)★★★★

a)『八月の濡れた砂』(藤田敏八)★★ b)『マッチポイント』(ウディ・アレン)★★★★ ここ十年ほどのウディ・アレン監督作品はどれも素晴らしいものだったが(ただし迂闊にも『僕のニューヨークライフ』は見逃した)、自らが主演もするコメディに比べると、そ…

a)『野良猫ロック・ワイルドジャンボ』(藤田敏八)★★ b)『馬泥棒のバラード』(エイブラハム・ポロンスキー)★★★★ c)『ジョニー・オクロック』(ロバート・ロッセン)★★★★ 誰が何と言おうが『ジョニー・オクロック』が傑作であることは疑い得ない。たとえ他…

ジャン・ドゥーシェとことん溝口健二を語る

昨日の溝口健二シンポジウムでは短時間でのスピーチという制約のためか、ジャン・ドゥーシェによる溝口論が充分に展開されているとは言いがたかったが(もちろんそれが素晴らしいものだったのは言うまでもないが)、今日、映画美学校で行われた彼の特別講義…

MIZOGUCHI 2006

a)『朝日は輝く』(溝口健二)★★★★ b)『東京行進曲』(溝口健二)★★★★ 大学以来の同志で、優れた溝口研究者でもあるKさんが、溝口シンポのために一時帰国したので、朝10時に待ち合わせして一日行動を共にする。 若尾文子を見ているだけで目がうるうるして視…

映画と時間

a)『彼らが私を犯罪者にした』(バスビー・バークレイ)★★★★ b)『追われる男』(ニコラス・レイ)★★★★映画批評家の赤坂大輔氏が今年の6月に同志社大学でおこなった二回の講義の採録が以下で読める。 http://www.ncncine.com/speechncncine.html http://www.n…