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本来ならば第二回北京独立電影論壇という映画祭に参加すべく、今頃、北京にいるはずなのだが、数日前に北京行きの航空券の支払いを済ませた直後、主催者側からやむを得ず今月末に延期になったとのメールが届き、旅行会社にキャンセル料として三万円を持っていかれたのだった。ガーン。まあ後でしっかり請求するけど。
延期になったその理由というのが、当局から圧力がかかったとのことで、民主化されつつあるとはいえ、未だにあの国では、表現と権力とが直接的かつアクチュアルな関係にあるようだ(であるがゆえに中国の映画関係者がよく口にする「知識人」という言葉も現実的な意味を持っている)。私もいきなり逮捕とかされないか何だか心配になってきた。とはいえ、まだ行く気満々。
おかげでこれから一週間ほど無為の日々を送ることになったわけだが、その初日に突如iBookが起動しなくなった。いろいろと手は尽くしてみたものの、どうやらこれはHDDを初期化してOSを再インストールするしかない、という恐るべき結論に達し、泣く泣く実行。普段、バックアップとか取ってないから、メールやらこれまでの書き物やらが全部吹っ飛んでしまった。ああ…不運って続くものなのね。
- 作者: エドワード・W.サイード,Edward W. Said,大橋洋一
- 出版社/メーカー: 平凡社
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