2009-01-01から1年間の記事一覧

東京国際映画祭2009 その1

a)『タレンタイム』+『ヤスミンCM作品集』(ヤスミン・アフマド)○ b)『アレキサンドリアWHY?』(ユーセフ・シャヒーン)○ c)『デジタル三人三色 2009:ある訪問』より 『深い山奥』(ホン・サンス)◎ 『狛 KOMA』(河瀬直美)× 『蝶は記憶を持たない』(ラ…

a)『大脱出!〜脱出ゲーム THE MOVIE(Aプログラム)』(西山洋市/尾畑信輔/河村康平/山田広野/遅塚勝一)×

ミゾグチと亡霊たち

a)『野良猫ロック マシンアニマル』(長谷部安春)◎ b)『あらくれ』(長谷部安春)○ 昨年の一月にアテネで行った溝口健二についての講演(id:hj3s-kzu:20080126)のレジュメを元に、新たに書き下ろした溝口論「ミゾグチと亡霊たち」をようやく脱稿。約13000…

a)『感激時代[パテベビー短縮版]』(牛原虚彦)○ b)『金色夜叉』(野村芳亭)△ c)『應援団長の恋』(野村浩将)○ d)『犯す!』(長谷部安春)○ e)『俺の血が騒ぐ』(長谷部安春)○

西山ゼミとの対話 その2

前回(id:hj3s-kzu:20091008)に引き続き、『新・霊験亀山鉾(タートルマウンテン)』(研究科西山ゼミ)について今度は西山洋市さんとのやり取りを以下に掲載する。 葛生君へ葛生君の「タートルマウンテン」評を読みました。 作品に関わったゼミ生の梶原君が…

ヤマガタ2009 その4

a)「ナトコのじかん」より 『保健婦の手紙』『病菌はどこにあるか』『大地の子』○ b)『私と運転席の男たち』(スーザン・モーグル)× c) 『映画『スペクタクルの社会』に関してこれまでになされた毀誉褒貶相半ばする全評価に対する反駁』(ギー・ドゥボール…

ヤマガタ2009 その3

a)「ナトコのじかん」より 『腰のまがる話』『ディスカッションの手引き』○ 『いとしき子らのために』◎ b)『風土病との闘い』(菊地周)◎ c)『秩序』(ジャン=ダニエル・ポレ)○ d)『ダスト ―塵―』(ハルトムート・ビトムスキー)◎ e)『分離の批判』(ギー…

ヤマガタ2009 その2

a)「ナトコのじかん」より 『16ミリ映画について』『公民館』『スクェア・ダンスを踊ろう』『格子なき図書館』○ b)『アポロノフカ桟橋』(アンドレイ・シュヴァルツ)△ c)『アラン』(ロバート・フラハティ)◎ d)『伊勢志摩』(本多猪四郎)○ e)『夜間中学』…

ヤマガタ2009 その1

a)「ヤマガタ・カテイシネマ」より 『アダチカテイシネマ』『佐藤久吉ホームムービー集』○ b)『包囲:デモクラシーとネオリベラリズムの罠』(リシャール・ブルイエット)△ c)『生まれたのだから』(ジャン=ピエール・デュレ/アンドレア・サンタナ)△ d)『…

西山ゼミとの対話 その1

映画美学校映画祭2009で上映された『新・霊験亀山鉾(タートルマウンテン)』(研究科西山ゼミ)について私が書いた評(id:hj3s-kzu:20090905)をめぐって、ここ一ヶ月近く西山ゼミの梶原さん、次いで西山洋市さんとメールのやり取りをしていたのだが(実はま…

a)『最後の切り札』(ジャック・ベッケル)◎

a)『みな殺しの拳銃』(長谷部安春)◎ b)『縄張はもらった』(長谷部安春)◎

a)『カドール岩の神秘』(レオンス・ペレ)◎ b)『パリの子供』(レオンス・ペレ)◎ 『へばの』(木村文洋)のヒロインの西山真来さんからご案内をいただいたので、マレビトの会の『クリプトグラフ』を見に、こまばアゴラ劇場へ。ラジカセを囲んで西山さんが…

マッケンドリック/マンゴールド

最近、アレクサンダー・マッケンドリック大先生の書いた『マッケンドリックが教える映画の本当の作り方』という本がフィルムアート社から出た。私も早速手に入れてまだ読んでいる途中なのだが、映画監督が書いたこの種のものとしては決定版なのではないかと…

アヴィ・モグラビ

a)『国外追放』(アヴィ・モグラビ)○ b)『ハッピー・バースデー、Mr.モグラビ』(アヴィ・モグラビ)○ c)『二つの目のうち片方のために』(アヴィ・モグラビ)○ d)『ディテール11〜13』(アヴィ・モグラビ)△ e)『8月、爆発の前』(アヴィ・モグラビ)△ ア…

a)『待って、兵士たちが来た、もう電話を切らなきゃ』(アヴィ・モグラビ)△ b)『わたしはいかにして恐怖を乗り越えて、アリク・シャロンを愛することを学んだか』(アヴィ・モグラビ)○ c)『女番長 野良猫ロック』(長谷部安春)○ d)『広域暴力 流血の縄張…

a)『空気人形』(是枝裕和)△ リー・ピンビンの撮影によるペ・ドゥナの美しさを堪能する映画であって、それ以上でも以下でもない。脚本が酷く、演出にそれを補うだけの技量もないので、ラストに向かうにしたがい失速していく(とはいえ『A.I.』(スピルバー…

a)『あなたの目になりたい』(サッシャ・ギトリ)◎ b)『天使の入江』(ジャック・ドゥミ)◎

a)『TOCHKA』(松村浩行)◎ b)『折鶴お千』『唐人お吉[PR映像]』(溝口健二)◎

a)『不良少女魔子』(蔵原惟二)◎ b)『野獣を消せ』(長谷部安春)◎

a)『右門廿五番手柄 七七なぞの橙[玩具フィルム]』『右門捕物帖六番手柄』(仁科熊彦)○ b)『風流活人剱[玩具フィルム]』(山中貞雄)◎/『水戸黄門 血刃の巻』(荒井良平)○ 『風流活人剱』は海辺のチャンバラ場面で背後に打ち寄せる波が素晴らしかった…

a)『戦國群盗傳[総集篇]』(瀧澤英輔)○ b)『鼠小僧次郎吉 道中の巻[玩具フィルム] 』(山中貞雄)◎/『水戸黄門 来國次の巻』『水戸黄門 密書の巻』(荒井良平)○

a)『がんばれ!盤嶽』(松林宗恵)◎ b)『江戸遊民伝』(萩原遼)△ 『がんばれ!盤嶽』は今回の特集の拾い物。小林桂樹が実に役どころにマッチしていた。岡崎宏三のシネスコ画面もいつもながら見事。 『江戸遊民伝』は『河内山宗俊』のリメイクだが、直侍役の…

a)『山中貞雄パラパラ漫画アニメ』○/『戦国群盗傳』(杉江敏男)◎ b)『恋と十手と巾着切』(井沢雅彦)○ 『パラパラ漫画アニメ』は「山中が学生時代に使用した辞書に描かれた3篇のパラパラ漫画」を動画化したもの。そこには大立ち回りの俯瞰ショットがあり…

a)『エッセネ派』(フレデリック・ワイズマン)◎ b)『リミッツ・オブ・コントロール』(ジム・ジャームッシュ)○ c)「Avant-Garde: Experimental Cinema of the 1920s and 30s」より 『理性に帰る』『エマク・バキア』『ひとで』『サイコロ城の秘密』(マン…

a)『海鳴り街道[玩具フィルム]』(山中貞雄)◎/『大菩薩峠 甲源一刀流の巻』(稲垣浩)○ b)『荒木又右衛門[玩具フィルム]』(萩原遼)○/『河内山宗俊』(山中貞雄)◎ c)『やくざ刑罰史 死刑』(石井輝男)◎ d)『女獣』(曲谷守平)○ e)『1002番目の策…

a)『ファントマの逆襲』(ルイ・フイヤード)◎ b)『ファントマ対ファントマ』(ルイ・フイヤード)◎ c)『ファントマの偽判事』(ルイ・フイヤード)◎ d)『大都市の子供』(エヴゲニー・バウエル)◎ 1914年まつり。あ、『逆襲』は13年か。

a)『小笠原壹岐守[玩具フィルム]』『人情紙風船』(山中貞雄)◎ b)『嗚呼 山中貞雄 〜山中貞雄作品集〜』(松田春翠)△ c)『その前夜』(萩原遼)△ d)『好色くノ一忍法帖 ヴァージン・スナイパー 美少女妖魔伝』(渡邊元嗣)△ e)『錆びた炎』(貞永方久)△…

a)『鬼火』(千葉泰樹)△ b)『生きている小平次』(青柳信雄)△ 『鬼火』は玄関先で加東大介が津島恵子を口説くところだけ良かった。

a)『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』『丹下左膳餘話 百萬兩の壺[玩具フィルム]』(山中貞雄)◎ b)『夜叉ヶ池』(篠田正浩)× c)『囁く死美人』(村山三男)◎ 今日の拾い物は『囁く死美人』。ちょっとナレーション過多かなと思うが後半はあまり気にならなくなっ…