とことんストローブ=ユイレ

「新潮」5月号に蓮實重彦浅田彰の対談「ゴダールストローブ=ユイレの新しさ」が載っている。この間の「カイエ週間」で上映した『Notre Musique』(ゴダール)と『ルーヴル美術館への訪問』(ストローブ=ユイレ)を主題としたものだが、蓮實氏が近年のストローブ=ユイレについてこれほど真正面から論じているのは初めてではないだろうか。もちろん『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』と『アメリカ』についての作品評はすでに存在しているが、それ以外の作品についてはこれまで他の主題を論じるついでにちょこっと言及するくらいで、読者としては歯がゆい思いをしていただけにこれは嬉しい。
なお『ルーヴル美術館への訪問』(ストローブ=ユイレ)については、id:hj3s-kzu:20050121およびid:hj3s-kzu:20050122を参照のこと。
『Notre Musique』(ゴダール)は未見(涙)。id:hj3s-kzu:20050116
(追記)『早稲田文学』5月号に「カイエ週間」のトークショーの際に読み上げられた蓮實氏の『Notre Musique』論である「赤いバッグの乙女」が掲載されている。

a)『賭け』(グル・ダット)★★★
b)『網』(グル・ダット)★★★
c)『フィリップ・ガレル、芸術家』(フランソワーズ・エチュガレー)★★★