a)『放蕩息子の帰還/辱められた人々』(ストローブ=ユイレ)★★★★
b)『ルーブル美術館訪問』(ストローブ=ユイレ)★★★★
c)『あの彼らの出会い』(ストローブ=ユイレ)★★★★
『放蕩息子の帰還/辱められた人々』についてはid:hj3s-kzu:20040206、『ルーブル美術館訪問』についてはid:hj3s-kzu:20050121およびid:hj3s-kzu:20050122を参照のこと。
『あの彼らの出会い』についてはそのうち何か書きます。ただストローブ=ユイレの映画は分からんとか苦手と思っている人たちにこそ、この最新作を見てもらいたいとは思います。「アメリカ的帝国主義的資本主義が存在する限り、この世界にいくらテロリストがいても十分過ぎることはない」というストローブが引用するフォルティーニの言葉は伊達や酔狂ではなく本気であり、彼(ら)は今この世界で生きている私たちに向けてこの映画を撮ったのだということが見ればただちに分かるはずです。