来るべき書物、あるいは取扱い注意。ついでに10月のオススメ

映画の魔

映画の魔

特集上映
〜10/11
ドキュメンタリー・ドリーム・ショー―山形 in 東京2004@アテネフランセ文化センター
http://www.athenee.net/culturalcenter/schedule/2004_09/yamagata2004/indexY.html
★ 後半戦も王兵ジャ・ジャンクーアピチャッポン・ウィーラセタクン、リティー・パニュなど必見作が目白押し。

〜10/31
フランス映画とは何か?@東京日仏学院
http://www.ifjtokyo.or.jp/culture/cinema_j.html#CinemaFrancais
★ 『ジュ・テーム、ジュ・テーム』(レネ)!『ある女の愛』(グレミオン)!!『パリは我らのもの』(リヴェット)!!!

10/1〜10/31
怒りとやさしさの葡萄@ウィーン映画博物館
http://www.filmmuseum.at/fm/default.pxml?lang=en&kap=79
★何度もお伝えしていますが、来月の一押し。毎日、フォードとストローブ=ユイレを交互に見ながら一日を過ごせるという夢のような企画。経済的に余裕のあるかたはぜひ行っちゃって下さい。

10/3〜11/13
加藤泰 抒情と憤怒@ラピュタ阿佐ヶ谷
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/katou/
★「抒情と憤怒」とはつまり「怒りとやさしさ」。これこそ実はフォード、加藤泰ストローブ=ユイレを精神的に繋ぐもの。どれも傑作だが、『車夫遊侠伝 喧嘩辰』は見るたびに泣いてしまう。『骨までしゃぶる』が入っていないのがちょっと残念。

10/8〜10/18
ヴィスコンティ映画祭@有楽町朝日ホール
http://www.asahi.com/event/visconti/
★相変わらず値段が高いのが玉に傷。短編と長篇の抱合せもいただけない。などとぼやきつつ、また朝日の術策にハマってしまうのだった。

10/9〜10/22
'60s 脚本家・鈴木尚之の仕事@新文芸坐
http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html#1009
内田吐夢は偉大だ。もちろん田坂具隆も。

10/12〜11/19
映画女優 高峰秀子(2)@フィルムセンター
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2004-10-11/kaisetsu.html
★ 今回は『浮雲』『流れる』『女が階段を上る時』『放浪記』『乱れる』と成瀬が五本も入っている。どれも素晴らしいが、この中だと『浮雲』と『乱れる』が大好き。特に『乱れる』高峰秀子がまさに「女」そのもので素晴らしいことはもちろんなのだが、加山雄三も素晴らしい。気に入ったら『乱れ雲』もぜひ。

10/13〜10/23
映画の授業 サイレント映画大全 第六巻<最終巻>@アテネフランセ文化センター
http://www.athenee.net/culturalcenter/schedule/LecondeCinema_tcollection/top.html
★ 『最後の命令』(スタンバーグ)が目玉か。他にもフラハティやエドウィン・S・ポーターなどもあり。ちなみに『陽気な巴里っ子』(ルビッチ)はめちゃめちゃ面白い。このシリーズは意外な掘出し物があるので、監督を問わずなるべく見ましょう。

10/23〜10/31
東京国際映画祭
http://www.tiff-jp.net/index_j.html
★ 『ニワトリはハダシだ』(森崎東)とチャン・チェ特集だけ行くつもり。

ロードショー
10/16〜
『ソドムの市』(高橋洋
http://www.showko.net/~sodome/
10/23〜
『2046』(ウォン・カーウァイ
http://www.2046.jp/