a)『囁きの木蔭』(カール・ハートル)★★
b)『幽霊船』(マーク・ロブスン)★★★★
早起きして某所まで一時間半かけて行くが、人身事故のため朝のラッシュがさらに凄いことになっていて、いきなり萎える。中途半端な時間に解放されたので映画でも見ようと思い、NFCへ行くとSCRくんが居たので一緒に鑑賞。室内のカメポジ、屋外の繊細な光の捉え方など見事だなぁと感嘆するも、話にイマイチ乗れず。SCRくんにそのことを言うと、撮影したのはオフュルスのキャメラマンとのこと。ああなるほど。帰りにドトールでお茶。『ミュンヘン』の話から現代アメリカ映画さらにはアニメの話へ。アニメになると全くの門外漢なので後半はもっぱら聞き役に徹する。押井守についての説明を聞いているうちに、あるアイデアを思いついたので彼に提供。そのうちSCRくんが押井守論を書いてくれることを期待。
ついでに彼のブログに載っていたマキノ緊急アッピールを以下にコピペしておきます。考えたら明日まで都内の三館(シネマヴェーラ新文芸坐ユーロスペース)でマキノが見れるんですね。凄い。思えば私が映画にのめり込むきっかけとなったのは、大学一年の時に恐る恐る入った蓮實先生の授業で見た『鴛鴦歌合戦』のインパクトがあまりに強烈だったからなのでした。ちょうどそのころ旧文芸坐でマキノ特集をやっていて日参したものです。アッピールでは第三部から第六部が推薦されていますが、第八部も必見です。なぜなら第八部は世界で最も美しい映画の一本だと個人的に思っているからなのですが。

あのマキノ雅弘監督最盛期の傑作『次郎長三国志』 (1952-1954)全九本が、いま東京で見られる!

しかも、東映版リメイク全四作(1963-1965)も含めて!!

となれば、とるものもとりあえず渋谷シネマヴェーラに駆けつけねばならぬ!!!

参考書としては、もちろん山田宏一著「次郎長三国志 マキノ雅弘の世界」をかかえて!!!!

全部は無理という方は、せめて第三部以降三作の久慈あさみと第六部の越路吹雪のお色気を堪能されたい!!!!!

以上勝手連的な緊急アッピールでした。お騒がせ、失礼:蓮實重彦

コピペ大歓迎とのことなので、皆さんも煽動しましょう!私も週末に行くつもり。
勢揃い『次郎長三国志』全13部作参上!@シネマヴェーラ渋谷
http://www.cinemavera.com/timetable.html

次郎長三国志―マキノ雅弘の世界

次郎長三国志―マキノ雅弘の世界