今日もヴィスコンティ
a)『アンナ・マニャーニ』(ルキノ・ヴィスコンティ)
b)『白夜』(ルキノ・ヴィスコンティ)
c)『地獄に堕ちた勇者ども』(ルキノ・ヴィスコンティ)
映画祭が始まる前までは、何で今ごろヴィスコンティなんだよとか、値段が高いとか文句を言っていたのだが、いざ始まってみると朝日ホールの巨大なスクリーンで見るそれはやはり素晴らしく、しっかり堪能させてもらっているのだが、今日のように前期のモノクロ作品と後期のカラー作品とを続けて見ると、前期の画面の充実度に比べて、やはり後期の画面の弛緩ぶりが際立ってしまう。『アンナ・マニャーニ』はただただ素晴らしかった。会場に行ってもあまり知っている顔を見かけないのだが、DVDでほとんどが見られるとはいえ、これはやはり見に行かないと損だと思う。