セリエB

a)『地獄のバスターズ』(エンツォ・G・カステラッリ)
仕事のため、一本だけ見て戦線離脱。フェルナンド・ディ・レオが見れないのが悔しい。『地獄のバスターズ』は面白いことは面白いが、これを傑作だと騒ぎ立てる趣味は持ち合わせてはいない。今日のアテネフランセの客層はまるで東京ファンタだった。イタリア語で字幕なしだったので、寝てしまった人もかなりいた模様。もったいない。しかしイタリアB級は弱い分野なのでどの位のものか分からぬが、もしこれが「傑作」だというなら、50年代アメリカB級や60年代日本B級、あるいは香港映画(私には全部B級に思える)傑作だらけではないか。とはいえこうしたものが見られることは喜ばしきことである。